男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は日本時間29日(現地28日)、ダブルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した
N・マウー(フランス)/
G・ディミトロフ(ブルガリア)組が
H・ニス(モナコ)/
E・ロジェ=ヴァセラン(フランス)組に4-6, 7-5, [4-10]の激闘の末に敗れ初戦敗退となった。マウーはこれで現役最後の試合を終えた。
>>【動画】43歳マウー 現役最後の試合終えた瞬間、友人ディミトロフと抱き合う<<>>テニス365 運営メンバー募集中!<<43歳のマウーはダブルスで四大大会5勝を含む37個のツアータイトルを獲得し、世界ランク1位にも輝いた実績を持つ。またシングルスでは、2010年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)1回戦で、
J・イズナー(アメリカ)と11時間5分に及ぶテニス史上最長となる試合を戦ったことでも知られる。
そのマウーは今大会のダブルスに、友人である34歳のディミトロフとペアを組んで出場。
マウーとディミトロフは、この日行われた1回戦でブレークを許して第1セットを先行されるが、第2セットでは逆にブレークを奪い取り、セットカウントを1-1とする。しかし、その後の10ポイントのタイブレークで争われるファイナルセットをものにできずに惜しくも敗退となった。
この試合で現役最後の試合を終えたマウーはこのように語った。
「キャリアを振り返ると、あの史上最長試合も、グランドスラムでの優勝も、すべてが自分の人生を豊かにしてくれた。特にあのイズナー戦では“美しい敗者”と呼ばれたこともあった。当時はつらい瞬間だったけど、今ではあの経験を楽しんで語ることができる。あの試合は選手として、人間として多くを与えてくれたし、その後の勝利やグランドスラム優勝につながったと思っている」
「グランドスラムで勝てたことは、僕にとって最高の思い出の1つ。タイトルやトロフィーだけでなく、それを勝ち取るまでの過程、疑念や葛藤、ミス…すべてが僕のキャリアを豊かにしてくれた。ウィンブルドンやデビスカップでの経験も含め、すべてが僕の人生にとって特別な思い出だよ」
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