男子テニスのロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)は11日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク54位の
A・リンデルクネシュ(フランス)が第16シードの
D・メドベージェフを4-6, 6-2, 6-4の逆転で破り初の決勝進出を果たした。この結果、今大会の決勝はまさかの「いとこ対決」となることが決まった。
>>【賞金】リンデルクネシュ 決勝進出でいくら獲得?ドローも公開中!<<>>テニス365 運営メンバー募集中!<<30歳のリンデルクネシュが同大会に出場するのは3年連続3度目。最高成績は昨年の2回戦進出となっていた。
今大会は1回戦で世界ランク65位の
H・メジェドビッチ(セルビア)、2回戦で第28シードの
A・ミケルセン(アメリカ)、3回戦で第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、4回戦で第15シードの
J・レヘチカ(チェコ)、準々決勝で第12シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)を下す快進撃で4強入りした。
2019年の同大会優勝者でもある29歳で世界ランク18位のメドベージェフとの顔合わせとなった準決勝、リンデルクネシュは1度のブレークを許し第1セットを落としたものの、第2セットでは2度のブレークを奪い1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、リンデルクネシュは相手に3度のブレークポイントを握られながらもこれを全て凌ぐと、リターンゲームでは終盤の第10ゲームで試合を決めるブレークに成功し、2時間29分の激闘を逆転で制した。
勝利したリンデルクネシュは決勝で予選勝者で世界ランク204位の
V・バチェロット(モナコ)と対戦する。バチェロットは準決勝で第4シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を下しての勝ち上がり。
リンデルクネシュとバチェロットはいとこであり、今大会の決勝はまさかのいとこ対決となった。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにリンデルクネシュのコメントを掲載している。
「最高の夢でも、こんなこと(ATPマスターズ1000の決勝でいとこ対決)は夢にも思わなかっただろう。だから、これは夢とも言えない。家族の誰一人として夢に見ていなかったと思うからね」
「今、僕たちはここにいる。数々の試合を戦い抜いて、最後に残ったのは僕たち2人。本当に信じられない気持ちだ」
本人たちも含め、大会前にはおそらく誰もが予想しなかった決勝カードとなった今大会。優勝するのはどちらか1人だが、この家族が栄冠を掴むのは間違いない。
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