女子テニスの東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2024(日本/東京、ハード、WTA500)は22日、シングルス1回戦が行われ、予選勝者で世界ランク279位の
石井さやかがラッキールーザーで出場した同158位の
齋藤咲良を6-1, 6-1のストレートで破り、WTAツアー初勝利をあげるとともに初戦突破を果たした。試合後の記者会見で石井は「本戦勝利できたことは、自分にとってすごいうれしいことですし自信にも繋がる試合だと思います」と語った。
>>内島 萌夏vsストイサブリェビッチ 1ポイント速報<<>>内島 萌夏、石井さやから 東レPPO組合せ<<元プロ野球選手の石井琢朗氏を父に持つ石井は昨年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ジュニアで単複4強入りするなどジュニア大会で結果を残すと、昨年3月にプロに転向。今シーズンはマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)の予選ワイルドカード(主催者推薦)を与えられるなど注目されていた。
今月11日に行われた三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権 99th(東京/有明、ハード)女子シングルス決勝でも対戦し、そのときは石井が齋藤をフルセットで下していたが、今回は11日ぶりの再戦となった。
試合は石井が強烈なリターンエースを放ち第3ゲームでブレークすると、その後は齋藤に付け入る隙を与えず、第2ゲームから第7ゲームまで6ゲームを連取して圧倒。第2セットに入っても、強力なサービスと力強いフォアハンドを武器に齋藤を寄せ付けなかった石井は第2ゲームでブレークに成功。第3ゲームでは4度のブレークポイントを与えるなどピンチを招いたが、試合を通じて1度もブレークを許すことなく、1時間27分で勝利した。
試合後の記者会見で石井は「本戦勝利できたことは、自分にとってすごいうれしいことですし自信にも繋がる試合だと思います」とコメント。
父の琢朗氏がコーチを務める横浜DeNAベイスターズがセリーグのクライマックスシリーズで21日に読売ジャイアンツを下し日本シリーズ進出したことに関しては「もちろん応援していたので、勝ったときはうれしかったです。そのときに、自分も明日試合だから頑張んなきゃなっていうのは少しありました(笑)」と明かした。
その琢朗氏は今回の1回戦を観戦。石井のツアー初勝利を見届けた。
2回戦で世界ランク148位のZ・ソンメズ(トルコ)と対戦する。ソンメズは1回戦で第7シードの
M・フレッチ(ポーランド)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日にはラッキールーザーで世界ランク271位の
岡村恭香、予選勝者で同279位の石井さやかが初戦を突破している。
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