男子テニスのハンブルグ・オープン（ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500）は２１日にシングルス決勝が行われ、２０歳で第５シードのＡ・フィス（フランス）が第１シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）を6-3, 3-6, 7-6 (7-1)の３時間３３分に及ぶフルセットの激闘の末に破り、ツアー大会で約１年２ヵ月ぶり２度目の優勝を飾った。

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２０歳で世界ランク２８位のフィスは今大会、１回戦で同５９位のＪ・ムナル（スペイン）、２回戦で同５７位のＬ・ジェレ（セルビア）を下し８強入り。準々決勝では第２シードのＨ・ルーネ（デンマーク）が試合途中に棄権し４強入りすると、準決勝では第３シードのＳ・バエス（アルゼンチン）を破り決勝に駒を進めた。

昨年の同大会王者で世界ランク４位のズベレフとの顔合わせとなった決勝戦、フィスはズベレフに２２度のブレークポイントを握られたがそのうち２１度をセーブする勝負強さをみせる。第２セットこそ落としたものの、試合を通じて４１本のウィナーを記録したフィスが３時間３３分に及んだ激闘を制し優勝を決めた。

フィスがツアー大会でタイトルを獲得するのは昨年５月のリヨン・オープン（フランス/リヨン、レッドクレー、ATP250）以来、約１年２ヵ月ぶり２度目。今回の優勝によりフィスは、２２日更新の世界ランキングで初めてトップ２０入りすることが決まった。

一方、敗れたズベレフは大会２連覇とはならなかった。


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