テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は1日、女子シングルス3回戦が行われ、第2シードの
A・サバレンカが世界ランク139位の
P・バドサ(スペイン)を7-5, 6-1のストレートで破り、2年連続2度目のベスト16進出を果たした。試合後の会見でサバレンカは第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)が世界ランク134位の
大坂なおみとの2回戦後に涙を流したことについて「理解できる」と明かした。
>>【動画】大坂なおみとの死闘、女王シフィオンテク 勝利も涙<<>>シフィオンテク、サバレンカら全仏OP組合せ<<昨年の全仏オープンではベスト4進出を果たしている世界ランク2位のサバレンカ。今季は全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で2連覇を飾っており、昨年と同じく四大大会連続優勝をかけ今大会に臨んだ。
1回戦では世界ランク100位の
E・アンドレーワ、2回戦では同83位の
内島萌夏を下し5年連続5度目の3回戦進出を決めた。
そして、元世界ランク2位のバドサと顔を合わせた3回戦、開始からブレークを奪い合う展開となるもサバレンカはゲームカウント3-5で迎えた第9ゲームから4ゲームを連取し第1セットを先取する。続く第2セットでは第1ゲームから4ゲームを連取。第6ゲームでは勝利を決める3度目のブレークに成功し、1時間17分で勝利した。
試合後の会見でサバレンカは「今日は本当に厳しい試合だった。何が有利に働いたのかは分からない。ただ自分自身に集中しようとしていた。全てのポイントで戦おうとしていたわ。本当に厳しい戦いだったけど勝ち抜くことができて本当にうれしい」とコメントした。
また、シフィオンテクが大坂との2回戦後に涙を流したことについて質問を受け、サバレンカは次のように答えている。
「彼女が泣いている映像を少し見たけど、すごく理解できた。とてもタフな試合で負けそうだった。彼女はネガティブな感情ではなく、緊張感をすべて吐き出していたのだと思う。私も同じことをすると思う。テニスにはプレッシャーがたくさんある。私自身は自分自身に集中し、プレーヤーとして成長し、プレーするたびに最高のテニスをすることに努めていると思う」
勝利したサバレンカは4回戦で第22シードの
E・ナヴァッロ(アメリカ)と対戦する。ナヴァッロは3回戦で第14シードの
M・キーズ(アメリカ)を7-6 (7-5), 7-6 (7-3)のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第4シードの
E・ルバキナ(カザフスタン)、第12シードの
J・パオリーニ(イタリア)、第15シードの
E・スイトリナ(ウクライナ)らが16強に駒を進めた。
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