テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は5月31日、シングルス3回戦が行われ、第3シードの
C・ガウフ(アメリカ)が第30シードの
D・ヤストレンスカ(ウクライナ)を6-2, 6-4のストレートで破り、4年連続4度目のベスト16進出を果たした。試合後の会見でガウフは29日に行われた第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)と同134位の
大坂なおみの2回戦について質問を受け答えている。
>>【動画】大坂なおみ 世界1位シフィオンテクに惜敗、決着の瞬間<<>>シフィオンテク、サバレンカら全仏OP組合せ<<世界ランク3位で20歳のガウフが全仏オープンに出場するのは5年連続5度目であり、2022年には準優勝している。今大会では1回戦で予選勝者で世界ランク208位のJ・アヴデーワ、2回戦で同131位の
T・ジダンセク(スロベニア)をいずれもストレートで下し3回戦に進出した。
世界ランク32位のヤストレンスカと顔を合わせた3回戦、ガウフはファーストサービスが入ったときに73パーセントの確率でポイントを獲得。2度のブレークを許したものの自身は5度のブレークに成功し、1時間34分で勝利した。
試合後の会見でガウフは「今日はかなりいいプレーができたと思う。とにかく堅実にプレーしようとしていた。彼女(ヤストレンスカ)はとてもアグレッシブな選手で、ウィナーを決めるけどミスもする。なので堅実に、できるだけアグレッシブにプレーしようと心掛けたわ」と振り返った。
また、29日に行われた世界ランク1位のシフィオンテクと大坂の2回戦について質問を受けたガウフは次のように答えた。
「同じ時間にプレーしていたので、見ることができなかった。試合前だったので第1セットを少しだけ見たわ。まだ序盤で良いポイントはあったけど試合終盤には及ばなかったと思う」
「2人とも対戦するのが難しい選手。どんなサーフェスでもそうだけど、特にクレーコートでイガと対戦するのはとても難しい。なおみとは対戦したことがあるけど、ハードコートでしかないと思う。ハードコートが彼女のベストサーフェスだと思うし、全豪オープンではディフェンディングチャンピオンだったときも対戦した。私は両選手とも絶好調の時に対戦したわ」
「ナオミが復帰するのを見るのはとてもクールだと思う。私はいつも彼女を応援しているし、母親となって復帰しイガを相手にこのようなレベルを出せたことは素晴らしいと思う。女子テニス界にとって、そして女性全体にとって、復帰して高いレベルに達し、世界ランキング1位を窮地に追い込むことができるのを見るのは良いことだわ。もちろん、イガがあの試合を勝ち抜いたことも素晴らしいこと。どんな調子であれナオミと2回戦を戦うのは簡単なことではないわ」
なお、勝利したガウフは4回戦で世界ランク51位の
E・コッチャレット(イタリア)と対戦する。コッチャレットは3回戦で第17シードの
L・サムソノヴァを7-6 (7-4), 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードのシフィオンテク、第5シードの
M・ボンドロウソワ(チェコ)、第8シードの
O・ジャバー(チュニジア)らが16強に駒を進めた。
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