男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は16日、第1シードの
J・シナー(イタリア)と元世界ランク3位の
M・ラオニッチ(カナダ)のシングルス準々決勝が行われたが、第2セット途中でラオニッチが臀部の負傷で棄権。シナーが勝利しベスト4進出を果たした。シナーはこの勝利で2000年以降に生まれた選手としては最速でツアー通算200勝をあげた。
>>大坂 なおみが8強カタールOP組合せ<<22歳で世界ランク4位のシナーは先月の全豪オープンで四大大会初タイトルを獲得。準決勝では第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、決勝では
D・メドベージェフを下してトロフィーを掲げた。
今大会は全豪オープン以来のツアー参戦となったが、1回戦で世界ランク66位の
B・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)、2回戦で同70位の
G・モンフィス(フランス)を破り8強入りした。
今試合の第1セット、第5ゲームで先にブレークを奪ったシナーだったが、直後の第6ゲームでブレークバックを許すと、ゲームカウント4-5で迎えた第10ゲームのサービスゲームでは15-40と2度のセットポイントとなるブレークポイントを握られるがこれを凌ぎタイブレークに突入。1度のミニブレークに成功し辛くも第1セットを先取した。
すると第2セット第2ゲーム終了時にラオニッチが右臀部付近の痛みを訴え途中棄権となった。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはシナーのコメントが掲載されている。
「彼(ラオニッチ)は最もタフな対戦相手の1人であることは間違いない。コートに立つと、これはとても珍しい挑戦なんだ。彼は信じられないほどサーブがうまい。第1セットはブレークアップしていたのに、いくつかミスをしてしまった。ここ何試合かはコート上で自分を見つけるのに少し苦労していたんだ。今日も、第1セットは彼の方がいいプレーをしていたように感じたよ。精神的には何とかしようと努力したけど、結局のところこれでは試合に勝つことはできないんだ。彼はキャリアを通してけがが多かったから、早く回復してくれることを願っている」
シングルスキャリア200勝を達成したほか、今シーズンはマッチ10戦負けなしとなったシナー。準決勝では地元オランダ期待を背に受ける世界ランク29位の
T・フリークスポール(オランダ)と対戦する。フリークスポールは準々決勝で同55位の
E・ルースブオリ(フィンランド)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第5シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)と第6シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)が4強へ駒を進めた。
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