女子テニスのブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、WTA500)は3日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界ランク1位の
大坂なおみは同じく元世界ランク1位で第16シードの
Ka・プリスコバ(チェコ)との元女王対決に6-3, 6-7 (4-7), 4-6の逆転で敗れ、約1年3ヵ月ぶりの復帰大会でベスト16進出とはならなかった。試合後、大坂は「この2試合で自分は大丈夫だと証明できた」と語った。
>>サバレンカ、ルバキナらブリスベン国際の組合せ<<>>ナダル、ルーネらブリスベン国際の組合せ<<26歳の大坂は2022年9月の東レ パン パシフィック オープンテニス(日本/東京、ハード、WTA500)を棄権して以降ツアーを離脱。その後、妊娠を発表し、昨年7月に出産した。
出産後、復帰を目指しトレーニングやコートでの練習を再開した大坂は11月にブリスベン国際での復帰を発表。産後わずか半年足らずで復帰することになった。復帰戦となった1回戦では世界ランク84位の
T・コルパッチ(ドイツ)を6-3, 7-6 (11-9)のストレートで下し初戦突破を決めた。
そしてこの日行われた2回戦、2016年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)と2021年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で準優勝した現世界ランク39位のプリスコバと顔を合わせた。
試合は互いにミスが少なくウィナーを決め合う展開に。大坂は第1セットを先取したものの第2セットはタイブレークの末に落とし1セットオールとされる。そしてファイナルセット、序盤にブレークを許した大坂は3度に及ぶブレークバックのチャンスを活かせず、2時間14分の熱戦の末に敗れた。試合を通して大坂は40本のウィナーを決めたものの、対するプリスコバはそれを上回る47本を記録した。
大会の公式サイトは大坂のコメントを掲載し「2週間前までは皆さんの前でプレーできるかどうか疑っていたわ。でも、この2試合で自分は大丈夫だと証明できたと思うし、今年はもっと良くなっていくと思う」と振り返った。
「今日はすごく残念だったけど、このまま練習を続け、そして努力を続けていけば最終的には自分が望んでいるところに辿り着けるんだと思う」
なお、勝利したプリスコバは3回戦で第3シードの
J・オスタペンコ(ラトビア)と世界ランク55位の
C・ジョルジ(イタリア)のどちらかと対戦する。
■関連ニュース
・大坂なおみ 1年3ヵ月ぶり復帰戦で白星・大坂なおみ 強烈ショット炸裂【復帰戦ハイライト】・大坂なおみ 復帰戦で勝利「緊張した」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング