女子テニスのブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、WTA500)は1日にシングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界ランク1位の
大坂なおみが世界ランク84位の
T・コルパッチ(ドイツ)を6-3, 7-6 (11-9)のストレートで破り初戦突破を果たすとともに、約1年3ヵ月ぶりの復帰戦を白星で飾った。試合後、大坂は「すごく緊張した」と語った。
>>【動画】大坂なおみ 復帰戦勝利の瞬間<<>>大坂 なおみvsプリスコバ 1ポイント速報<<>>大坂 なおみ、サバレンカらブリスベン国際の組合せ<<26歳の大坂は2022年9月の東レ パン パシフィック オープンテニス(日本/東京、ハード、WTA500)を棄権して以降ツアーを離脱。その後、妊娠を発表し、昨年7月に出産した。
出産後、復帰を目指しトレーニングやコートでの練習を再開した大坂は11月にブリスベン国際での復帰を発表。産後わずか半年足らずで復帰することになった。
迎えた復帰戦の第1セット、大坂は第1ゲームで強烈なフォアハンドストロークを打ち込むなどし、いきなりブレークに成功。サービスゲームではファーストサービス時に100%ポイントを獲得し、コルパッチに付け入る隙を与えず試合を進め、最後は第8ゲームでもブレークを奪い先行する。
続く第2セット、大坂は1ブレークの差をつけ第9ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎えたが、このゲームでコルパッチにブレークバックを許し、このセットをタイブレークに持ちこまれる。それでも大坂は、タイブレークで2度のセットポイントをしのぐと、自身に訪れた3度目のマッチポイントを決め切り、復帰戦を白星で飾るとともに2回戦進出を果たした。
試合後のオンコートインタビューで大坂は「プレー中はすごく緊張していました。でもここに来ることが出来て本当に興奮しています」と語った。
また「娘を出産する前の数年間は、与えられた愛情をあまり返せなかったような気がしています。このチャプターでは愛情を返したいんです。みんなが来てくれて、私のことを知って応援してくれて、本当に感謝しています」とも口にした。
勝利した大坂は2回戦で、第16シードで元世界ランク1位の
Ka・プリスコバ(チェコ)と対戦する。今大会はシード勢が1回戦免除のため、プリスコバはこの試合が初戦となる。
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