女子テニスで出産を経て約1年3ヵ月ぶりにツアー復帰を果たす元世界ランク1位の
大坂なおみは30日、復帰戦となるブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、WTA500)を前に記者会見を行い現在の心境を語った。
>>大坂 なおみ、サバレンカらブリスベン国際の組合せ<<26歳の大坂は2022年9月の東レ パン パシフィック オープンテニス(日本/東京、ハード、WTA500)を棄権して以降ツアーを離脱。その後、妊娠を発表し、今年7月に第一子となるシャイちゃんを出産した。
出産後、復帰を目指しトレーニングやコートでの練習を再開した大坂は11月に今月31日に開幕するブリスベン国際での復帰を発表。
そして30日に行われたドロー抽選で、復帰戦となる1回戦の相手が世界ランク84位の
T・コルパッチ(ドイツ)になることが決定。両者は初対戦となる。
女子テニス協会のWTAは復帰戦を前に記者会見に登場した大坂のコメントを掲載。大坂は現在の心境を語った。
「他の選手と話すのは素晴らしいことです。おかえりなさいと言ってくれる選手もいて、とても感謝しています」
「自分という人間に自信が持てるようになった気がします。以前は他の選手と会話をしようとしたことはなかったし、間違いなく大きな壁を作っていたと思います。今、私はみんなと交流が出来ています。本当にいいことだと思います」
「(出産後)最初の2、3ヵ月は自分の身体ではないように感じていたので、確かに緊張していました」
「準備ができていないと思っていたら、ここには来ませんでした。私が戻ってくることを楽しみにしてくれている人たちを失望させたくなかったし、自分自身を失望させたくなかったからです」
「緊張しているというより、楽しみだと言ったほうがいいかもしれませんが、ずっと試合をしていないので多少の緊張はあります」
「もちろん、良いプレーをしたいです。勝利を期待しているわけではありません。自分のレベルがどれくらいなのかわからないので、ただ良いプレーをしたいんです」
同大会は12月31日と1月1日に女子シングルスの1回戦を予定しているが、大坂の試合は31日に組まれなかったため、1月1日に復帰戦を迎える見通しとなっている。
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