男子テニスのヨーロピアン・オープン(ベルギー/アントワープ、室内ハード、ATP250)は21日、シングルス準決勝が行われ、第4シードで世界ランク38位の
A・フィス(フランス)が第1シードで同7位の
S・チチパス(ギリシャ)を7-6 (7-5), 7-6 (7-4)のストレートで破り、決勝進出を果たすと共に今季5月のリヨン・オープン(フランス/リヨン、レッドクレー、ATP250)以来となるキャリア通算2勝目に王手をかけた。
>>【動画】19歳フィスが世界7位撃破、決勝進出決めた瞬間<<>>シェルトンらジャパンOP組合せ・結果<<5月のリヨン・オープンでツアー初優勝を成し遂げた19歳のフィス。直近では前週のロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATPマスターズ)に出場し3回戦に進出している。
今大会では初戦となる2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク229位のM・ラハル(エストニア)、準々決勝で第8シードの
JP・ヴァリジャス(ペルー)を下し4強入りした。
チチパスと初顔合わせとなった準決勝の第1セット、互いにブレークチャンスを活かせずタイブレークに突入。ネットプレーで3度目のミニブレークに成功したフィスは6-5とセットポイントを握った場面、強烈なサービスで揺さぶるとフォアハンドウイナーを決めて先行する。
続く第2セット、フィスは第2ゲームでブレークに成功しリードを保ち試合を進める。しかし、サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲーム、積極的なネットプレーと強烈なフォアハンドショットで3度のブレークポイントを凌ぐも最後はミスが重なりブレークバックされ、再びタイブレークにもつれ込む。
迎えたタイブレーク、フィスは先に2度のミニブレークに成功し5-1とリード。ネット際での攻防の末に1度のミニブレークを返されるもその後は反撃を許さず、2時間で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにフィスのコメントを掲載し「とてもタイトでファーストサーブが入らなかった。彼は素晴らしいポイントを持っていたし、僕はいくつか悪いミスをした。でも、タイブレークでのプレーにはとても満足しているし、決勝ではベストを尽くしたいと思うよ」と語った。
勝利したフィスは決勝で第3シードの
A・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。ブブリクは準決勝で予選を勝ち上がった世界ランク127位の
M・マーテラー(ドイツ)を6-4, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
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