男子テニスのハンブルグ・ヨーロピアン・オープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)は28日、シングルス準々決勝が行われ、19歳で世界ランク71位の
A・フィス(フランス)が第1シードの
C・ルード(ノルウェー)を6-0, 6-4のストレートで破り、ツアー4度目となるベスト4進出を果たした。
>>錦織 シティOP1回戦 1ポイント速報<<>>錦織、西岡らシティOPの組合せ<<今年5月のリヨン・オープン(フランス/リヨン、レッドクレー、ATP250)で当時18歳ながらツアーでの初タイトルを獲得したフィス。それまではチャレンジャー大会を主戦場にしていたが、ツアーへと本格的に参戦した。6月に19歳となったフィスは全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)以降、ツアー本戦では早期敗退が続いていたが、今大会は1回戦で世界ランク67位の
D・ガラン(コロンビア)、2回戦で同60位の
D・ラヨビッチ(セルビア)を破り8強入りした。
準々決勝、世界ランク4位のルードと激突したフィスは序盤から圧倒。第1セットでは自身のサービスゲームでわずか5ポイントしか落とさないプレーを見せると、リターンゲームで6度のブレークチャンスを創出し、そのうち3度ブレーク。6ゲームを連取して先行する。
第2セットは互いにブレークを奪えないまま推移し終盤へ。ゲームカウント5-4で迎えた第10ゲーム、フィスは1ポイント目から攻勢に出ると、ラブゲームで勝敗を決めるブレークに成功。1時間17分で完勝した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはフィスのコメントが掲載されている。
「本当にうれしいよ。もちろんタフな試合だった。試合前、コーチといい作戦を立てたんだ。自分が勝てると信じなければいけないと話した。もちろん、コートに入ったからには勝ちたいし、自分のプレーをしようとしたし、今日はベストのプレーができたよ」
「彼(ルード)が本当にいいフォアハンドを持っていることは知っていたし、ポイント中にフォアハンドを使われると大変なんだ。たくさん走らされるしね。僕の目標は、フォアハンドをたくさん打って、彼のバック側でたくさんプレーさせることだったんだ」
「ATP500」では初の4強入りとなったフィスは準決勝で第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは準々決勝で世界ランク77位の
L・ヴァン・アッシュ(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には世界ランク57位の
L・ジェレ(セルビア)と同79位の
ジャン・ジジェン(中国)が4強へ駒を進めている。
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