女子テニスのチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、WTA1000)は8日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)が世界ランク16位の
L・サムソノヴァを6-2, 6-2のストレートで破り、今季5勝目を挙げると共にキャリア通算16度目のタイトルを獲得した。また、2年連続で5つ以上のトロフィーを掲げるのは2015年・2016年の
S・ウィリアムズ(アメリカ)以来となった。
>>【動画】シフィオンテク 勝利直後に涙を浮かべる<<>>アルカラス、シナーら上海MS組合せ<<前週の東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2023(日本/東京、ハード、WTA500)では初戦で
本玉真唯を下したものの、準々決勝で
V・クデルメトバに屈し敗退していた世界ランク2位のシフィオンテク。今大会は1回戦で同55位の
S・ソリベス=トルモ(スペイン)、2回戦で同47位の
V・グラシェバ(フランス)、3回戦で同25位の
M・リネッタ(ポーランド)、準々決勝で第9シードの
C・ガルシア(フランス)、準決勝で第3シードの
C・ガウフ(アメリカ)を下し決勝進出を決めた。
決勝戦の第1セット、シフィオンテクは第6ゲーム、1度のブレークポイントを握ると最後はサムソノヴァがダブルフォルトを犯しブレークに成功。自身はブレークポイントを与えない安定したサービスゲームを展開すると終盤となる第8ゲームで2度目のブレークに成功し先行する。
続く第2セット、シフィオンテクは第4ゲームで40-0としブレークポイントを握ると最後はサムソノヴァのボールがアウトとなりブレークに成功する。その後の第8ゲーム、シフィオンテクはパッシングショットを決めるなどブレークチャンスを掴むと最後はサムソノヴァのドロップショットがネットにかかりブレークに成功。1時間9分で勝利したシフィオンテクは試合終了直後に涙を浮かべ顔を覆った。
女子テニス協会のWTAは公式サイトにシフィオンテクのコメントを掲載し「優勝できてうれしいわ。これは私にとって本当に大きなことよ。このタイトルを獲得することは大会序盤には考えもしなかったこと。とても誇りに思う」と語った。
「リュドミラ(サムソノヴァ)のプレーに合わせられたのはよかったと思う。今日の試合、彼女がどうであろうと自分のやりたいことを一貫してやりたかった」
シフィオンテクは2月のカタール・トータルエナジーズ・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、WTA500)、4月のポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTA500)、6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、7月のBNPパリバ ワルシャワ オープン(ポーランド/ワルシャワ、ハード、WTA250)に次ぐ今季5勝目となった。
なお、昨年大会では8勝を挙げており、今回の勝利で2年連続で5勝目を達成。2015・2016年のセリーナ以来の記録となった。
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