男子テニスで世界ランク79位の
綿貫陽介は8日、自身のSNSを更新し、前日に行われたロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATPマスターズ)シングルス2回戦で第7シードで同8位の
T・フリッツ(アメリカ)に6-7 (2-7), 7-6 (8-6), 4-6のフルセットで敗れた試合を振り返り「収穫が多くて嬉しいです!」と述べた。
>>アルカラス、メドベージェフら上海MS組合せ<<25歳の綿貫は今大会、1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同156位の
シャン・ジュンチェン(中国)を7-6 (9-7), 4-6, 6-4の約3時間に及ぶフルセットの死闘の末に下し、2回戦進出を果たした。
2回戦の第1セット、綿貫は第1ゲームでブレークチャンスを掴むとバックハンドウィナーを決めいきなりブレークに成功。その後、強力なサービスを武器に主導権を握ると第10ゲームでサービング・フォー・ザ・セットを迎える。
しかし、フリッツにリターンエースを決められるなどしブレークポイントを握られると、最後はダブルフォルトでブレークバックを許し、その後のタイブレークも落とした綿貫は先行される。
続く第2セット、綿貫は第6ゲームで先にブレークに成功するも、第1セット同様サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでブレークバックを許し、このセットもタイブレークにもつれ込む。
綿貫はタイブレークで1-5と劣勢に立たされるも、積極的なプレーを続け追いつくと、最後は強烈なフォアハンドウイナーを決め、1セットオールに追いつく。
しかしファイナルセット、互いにキープを続け迎えた第10ゲームで綿貫は40-0からミスを続けフリッツに5ポイント連取を許しブレークされ、2時間33分の激闘の末に力尽きた。
試合から一夜明け、綿貫は自身のX(旧ツイッター)を更新し、試合を振り返った。
「沢山の応援ありがとうございました!」
「良い結果ではなかったですがまたまた収穫の多い試合でした。毎回トップ選手との試合は収穫が多くて嬉しいです!次は勝てるように頑張ります!!」
「とうとうホームでのジャパンオープン!!楽しみすぎます」
敗れた綿貫は今後、16日に開幕する木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス(日本/東京、ハード、ATP500)に出場を予定している。
一方、勝利したフリッツは3回戦で第27シードの
J・レヘチカ(チェコ)とワイルドカード(主催者推薦)で出場している同130位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)の勝者と対戦する。
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