テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は5日、男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第9シードの
T・フリッツ(アメリカ)を6-1, 6-4, 6-4のストレートで破り、2年ぶり13度目のベスト4進出を果たすと共に
R・フェデラー(スイス)を抜き歴代単独トップとなるグランドスラム47度目の4強入りの記録を打ち立てた。
>>【動画】ジョコビッチ 歴代最多47度目の四大大会4強入りを決める<<>>ティアフォーvsシェルトン 全米OP準々決勝1ポイント速報<<2018年以来5年ぶり4度目の優勝を狙う36歳のジョコビッチは今大会、1回戦で世界ランク84位の
A・ミュレール(フランス)、2回戦で同76位の
B・ミラリェス(スペイン)、3回戦で第32シードの
L・ジェレ(セルビア)、4回戦で予選を勝ち上がった世界ランク105位の
B・ゴヨ(クロアチア)を下し8強入りを決めた。
準々決勝、過去7度対戦し全勝しているフリッツと顔を合わせたジョコビッチ。第1セットでは第2ゲームで先にブレークに成功。直後の第3ゲームでブレークバックを許したものの第4ゲームから4ゲームを連取し先行する。
続く第2セット、第3ゲームでブレークに成功したジョコビッチは第4ゲーム、15-40とされフリッツにブレークバックのチャンスを4度握られるも全て凌ぐ。その後のサービスゲームではブレークポイントを握られことなく、セットカウント2-0と勝利に王手をかける。
第3セット、第6ゲームで2度のブレークポイントを凌いだジョコビッチは直後の第7ゲームでブレークに成功。しかし、第8ゲーム、プレー中の観客の叫び声が影響しブレークバックを許す。それでも第9ゲームで再びブレークを奪うとサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームでは2度目のマッチポイントをものにし、2時間35分で勝利した。
この勝利により、ジョコビッチはグランドスラム47度目の4強入り。これまで46回でフェデラーと同率だったものの歴代単独トップに立つこととなった。
勝利したジョコビッチは準決勝で第10シードの
F・ティアフォー(アメリカ)と世界ランク47位の
B・シェルトン(アメリカ)の勝者と対戦する。
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