男子テニスのハンブルグ・ヨーロピアン・オープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)は30日、シングルス決勝が行われ、第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が世界ランク57位の
L・ジェレ(セルビア)を7-5, 6-3のストレートで破り、2021年11月のNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)以来 約1年9ヵ月ぶり20個目のタイトルを獲得。ズベレフは試合終了の瞬間にうずくまり涙を流す場面もあった。
>>【マッチポイント動画】ズベレフ復活Vで涙<<>>錦織 シティOP1回戦 1ポイント速報<<>>錦織、西岡らシティOPの組合せ<<26歳で世界ランク19位のズベレフは昨年6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)準決勝の
R・ナダル(スペイン)戦で足を負傷し手術。復帰は今季に入ってからで、徐々に成績を上げてきてはいたものの、ツアーで優勝することはできずにいた。
しかし、母国ドイツで行われた今大会は1回戦で世界ランク118位の
A・モルカン(スロバキア)、2回戦で同144位の
M・マーテラー(ドイツ)、準々決勝で同77位の
L・ヴァン・アッシュ(フランス)、準決勝で同71位の
A・フィス(フランス)をすべてストレートで退け、負傷前となる昨年5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)以来の決勝へ駒を進めた。
決勝戦、ズベレフはファーストサービスが入ったときに77パーセントの確率でポイントを獲得すると、ジェレのブレークを1度に抑える。リターンゲームでは4度のブレークチャンスを創出し、そのうち3度ブレークに成功。1時間50分で念願の復帰後初タイトルを手に入れた。
マッチポイントの場面ではフォアハンドを振りぬきウィナーで締めたズベレフ。ポイントが決まった瞬間にネット前でうずくまり、約10秒間涙を流して喜びを噛み締めた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはズベレフのコメントが掲載されている。
「初優勝したようなものだ。前のタイトルから1年半以上経ってしまったし、今はとても幸せだ。第1セットとかは彼(ジェレ)の方がずっといいプレーヤーだったと思う。第1セットを通して、彼の方がずっといいプレーヤーだったと思う。彼はツアーで最も尊敬されている選手の1人だし、正しいことをすべてやっているんだ。でも、今日はこのような結果になってよかったと僕は思っているよ」
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