男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は19日にシングルス1回戦が行われ、第2シードの
S・チチパス(ギリシャ)が世界ランク58位の
G・バレール(フランス)を6-7 (6-8), 6-4, 7-6 (7-3)の逆転で破り、2年連続3度目の初戦突破を果たした。
世界ランク5位のチチパスが今大会に出場するのは2年連続3度目。出場した2018年と2022年はいずれも2回戦敗退となっている。昨年は2回戦で
N・キリオス(オーストラリア)に7-5, 2-6, 4-6の逆転で敗れた。
今大会の1回戦、第1セットは両者相手にブレークを許さずタイブレークに突入。タイブレークでチチパスは2度のミニブレークを奪うも、自身のサービスではバレールに3度のミニブレークを許し先行される。
続く第2セット、チチパスは第3ゲームで先にブレークを奪われる苦しい展開となるも、第6ゲームでようやくこの試合で初のブレークに成功。チチパスは第10ゲームでもさらにブレークを果たし1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、両者ともにアンフォースドエラーを6本以内に収める質の高いプレーを見せブレークを許さず、勝負はタイブレークにもつれ込む。タイブレークでは、チチパスが3度のミニブレークを果たし、リードを許した苦しい試合を逆転でものにした。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにチチパスのコメントを掲載。チチパスは「僕はただ、笑顔でいようとした。それがうまくいったんだ」と語った。
「(第2セットでリードされた)時点で、『100パーセントの力を出し切ったか』と考えた。『もっとうまくやれることはないか』と考えたんだ」
「リターンがあまり安定していなかった。彼(バレール)のセカンドサーブが何本かあったが、そこで僕は多くのことをしようとしてしまった。この点では、もっとうまくやれたと思うし、精神的にも、相手を落ち着けてしまった」
勝利したチチパスは2回戦で世界ランク28位の
N・ジャリー(チリ)と対戦する。ジャリーは1回戦で同79位の
C・ムーテ(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
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