男子テニスのボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)は15日にシングルス2回戦が行われ、世界ランク55位の
R・ガスケ(フランス)が第1シードの
S・チチパス(ギリシャ)を7-6 (10-8), 2-6, 7-5のフルセットで破りベスト8進出を果たすとともに、現役選手で4人目となるツアー通算600勝を達成した。
>>【動画】36歳ガスケ、チチパス撃破の瞬間<<36歳のガスケは今季、1月のASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、ATP250)で約4年7ヵ月ぶりにツアー優勝を果たした。しかしその後の大会は早期敗退が続き、先月行われた全仏オープン(フランス/ここパリ、レッドクレー、グランドスラム)1回戦で
A・リンデルクネシュ(フランス)に4-6, 6-2, 2-6, 6-7 (4-7)で敗れ、初戦敗退を喫すると、試合後には来年の全仏オープンでの引退も示唆した。
今大会は1回戦で世界ランク75位の
C・ユーバンクス(アメリカ)をストレートで破り2回戦に駒を進めた。
2回戦の相手は世界ランク5位のチチパス。今大会は上位4シードが1回戦免除のためチチパスはこの試合が初戦となった。
2回戦の第1セット、両者1度ずつブレークを奪いタイブレークに突入。タイブレークでは一進一退の攻防が続くも、3度目のセットポイントをものにしたガスケが55分で先行する。
しかし続く第2セット、ガスケは第1・第3ゲームでチチパスにブレークを許し4ゲームを連取され、そのまま挽回できずに1セットオールに追いつかれる。
それでもファイナルセット、ガスケは2度ブレークポイントをチチパスに与えるもこれをしのぎキープを続ける。迎えた第12ゲーム、ガスケにマッチポイントとなるブレークポイントが訪れ、4度しのがれたものの、5度目のマッチポイントをものにし、ベスト8進出を決めるとともに、現役選手で4人目となるツアー通算600勝を達成した。
現役選手でガスケを上回る勝利数を誇るのは、引退した
R・フェデラー(スイス)とともにBIG4と呼ばれてきた1068勝の
R・ナダル(スペイン)、1058勝の
N・ジョコビッチ(セルビア)、725勝の
A・マレー(イギリス)のみとなる。
勝利したガスケは準々決勝で世界ランク24位の
J・シュトルフ(ドイツ)と対戦する。シュトルフは2回戦で第5シードの
T・ポール(アメリカ)をストレートで破っての勝ち上がり。
来年の全仏オープンでの引退を示唆したガスケだが、まだまだ勝ち星を伸ばしそうだ。
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