日本テニス協会は、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)女子ダブルス3回戦で失格となった
加藤未唯について「現行のルールの中では従わざるを得ない」と声明を発表した。
>>【会見】加藤が失格騒動説明「納得できない」<<>>【動画】加藤未唯がボールをぶつけてしまったシーン<<加藤は全仏オープンに
A・スーチャディ(インドネシア)とペアを組み女子ダブルスに出場。しかし、4日の3回戦で
S・ソリベス=トルモ(スペイン)/
M・ブズコバ(チェコ)組と対戦した際に、第2セット途中で加藤がボールガールにボールをぶつけてしまい失格となっていた。
加藤にはその後、ポイントと賞金の没収に加え罰金処分が科された。加藤は納得がいかず大会に処分の取り消しを求めていたが、15日に訴えが認められなかったことを自身のSNSで報告した。
なお、加藤は女子ダブルスを失格となったのち、
T・ポイツ(ドイツ)との混合ダブルスを制し、四大大会初優勝を成し遂げた。
日本テニス協会は今回の騒動について「加藤未唯選手の全仏混合複優勝について、ファンの皆さまへ」と題し声明を発表。
「加藤未唯選手が、困難な状況を乗り越え、全仏オープンのミックスダブルスで優勝しました。日本テニス界にとっては、昨年の
柴原瑛菜選手に続く快挙です。加藤選手のプレー、そしてティム・ポイツ選手とのコンビネーションは、とても素晴らしく感動的でした」
「温かいご声援を頂いた日本中のファンの皆さまには、心より感謝申し上げます」
「女子ダブルスで、故意でない行動により失格となってしまったことは残念でしたが、同時に、大会側が下した判断については、現行のルールの中では従わざるを得ないと感じています」
「ボールが当たってしまったボールパーソンの方には、心よりお見舞いを申し上げたいと思います」
「今回、ファンの皆さまから頂いたさまざまなご意見を重く受け止め、テニス界のさらなる発展のために引き続き努力してまいります。公益財団法人 日本テニス協会 専務理事 土橋 登志久」
日本テニス協会は処分を受け入れざるを得ないという方針を示した。
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