男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は17日、シングルス準々決勝が行われ、昨年王者で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は第7シードの
H・ルーネ(デンマーク)に2-6, 6-4, 2-6のフルセットで敗れ、10年連続14度目のベスト4進出を逃した。試合後には今月28日に開幕の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)について触れている。
>>【動画】ルーネが昨年Vジョコビッチを下した瞬間<<>>メドベージェフ、ルーネらBNLイタリア国際 組合せ・結果<<今季2勝をあげているジョコビッチがBNLイタリア国際に出場するのは17年連続17度目。昨年を含め過去6度優勝を飾っている。
今大会は2回戦で世界ランク61位の
T・マルティン・エチェベリー(アルゼンチン)をストレートで、3回戦で第26シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)をフルセットで、4回戦で第13シードの
C・ノリー(イギリス)をストレートで下して17年連続の8強入りを決めた。
昨年11月のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)決勝でジョコビッチが敗れて以来となったこの一戦。第1セットをわずか39分で落とすも、雨天で中断もあった第2セットをものにし1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、第1ゲームでブレークを許したジョコビッチ。その後、4ゲームを連取されゲームカウント0-4とされたジョコビッチはブレークを返すことができず、2時間19分で敗れた。ジョコビッチが4強入りを逃すのは2013年以来10年ぶりとなった。
試合後の会見では今月28日に開幕する全仏オープンについての質問を受け「クレーコートで最も重要な大会に向けて、トレーニングや準備をするだけ。いつもより良いプレーができると思っているよ。自分のゲームやフィジカルなど様々な面を鍛え、100パーセントの状態に持っていくことを楽しみにしている。それが目標。グランドスラムでは、どんなサーフェスでも、誰とでも、5セットマッチで戦うことができるのがいい」とコメント。
また、過去20年間で最もオープンな大会になるかと聞かれたジョコビッチは「
R・ナダル(スペイン)が出場するかしないかによるけど...。彼の他には、もちろん、
C・アルカラス(スペイン)やルーネなど優勝候補となるビッグプレイヤーたちがいる」と答えている。
なお、勝利したルーネは準決勝で第4シードの
C・ルード(ノルウェー)と対戦する。ルードは準々決勝で第24シードの
F・セルンドロ(アルゼンチン)を7-6 (7-5), 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。

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