男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は28日、第5シードの
A・ルブレフと世界ランク84位の
S・ワウリンカ(スイス)のシングルス2回戦が行われたが、試合前のコイントスで珍事が発生した。
>>西岡、アルカラスらマドリッドOP組合せ<<>>シフィオンテクらマドリッドOP組合せ<<世界ランク6位のルブレフがムチュア・マドリッド・オープンに出場するのは3年連続3度目。昨年大会では準々決勝で
S・チチパス(ギリシャ)にフルセットで敗れている。今大会のシード勢は1回戦免除のためこの試合が初戦となった。
一方、38歳で元世界ランク3位のワウリンカは2019年以来4年ぶりの出場。2013年に準優勝、2019年にはベスト8進出を果たしている。今大会では同39位の
M・クレッシー(アメリカ)を6-7 (3-7), 6-3, 7-6 (7-4)の逆転で下し初戦を突破している。
試合開始前のコイントス、「“Madrid”か“Mutua”、コインの表裏どっちがいいですか」と聞かれたワウリンカは“Madrid”を選択。コートにある大画面でバーチャルのコイントスが行われるも画面では“ATP”と“Mutua Madrid Open”が表裏になっており、うまくいかず。
審判はやり直しを提案するも最終的にはルブレフとワウリンカがじゃんけんで決めることに。慣れない様子で行われるとワウリンカが“チョキ”、ルブレフが“パー”を出し決着。チェアアンパイア含め3人とも笑顔に包まれながら、コイントスが行われる珍しい光景となった。
なお、試合はルブレフが7-5, 6-4のストレートで勝利。第1セットでは3度のブレークポイントを凌いだルブレフが第11ゲームでブレークに成功。続く第2セット、第2ゲームでワウリンカにブレークを許すも直後にブレークバックに成功したルブレフが一気に5ゲームを連取。1時間17分で元世界ランク3位のワウリンカを下した。
勝利したルブレフは3回戦で第28シードの
西岡良仁と対戦する。西岡は2回戦で世界ランク58位の
A・モルカン(スロバキア)を逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
C・アルカラス(スペイン)、第6シードの
H・ルーネ(デンマーク)、第10シードの
K・ハチャノフ、第12シードの
H・フルカチュ(ポーランド)、第13シードの
A・ズベレフ(ドイツ)らが3回戦に駒を進めている。
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