日本生命保険相互会社は28日、都内某所で記者会見を行い、車いすテニス世界ランキング2位で世界ジュニアランキング1位の
小田凱人とスポンサー契約を締結したことを発表。加えて国際テニス連盟(ITF)公認大会、日本生命 岐阜オープンを新設することも発表している。
小田は昨年3月、車いすテニス世界国別選手権「2022 BNP PARIBAS WORLD TEAM CUP」の男子日本代表に史上最年少の15歳10か月で選出。同年6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では16歳23日でのグランドスラム史上最年少出場を達成。準決勝で
国枝慎吾に敗れるもベスト4進出を果たした。
さらに同年11月、車いすテニスの最終戦NEC車いすシングルスマスターズ(オランダ/オス、室内ハード)では決勝で
A・ヒューエット(イギリス)をストレートで下し優勝。16歳での優勝はヒューエットが持っていた19歳の最終戦最年少優勝記録を破り、大幅な更新となった。さらに、日本人男子で同大会のタイトルを獲得するのは2012年から2014年にかけて3連覇を達成している国枝以来の快挙を達成している。
今年に入ると1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で初の準優勝。前週行われた車いすテニスの国際大会、ジャパンオープンでは単複制覇を成し遂げている。
今回の会見では小田の練習拠点である岐阜県でITFジュニア大会が開催されることが発表され、「僕は世界のいろんな大会に出場する前に日本でフューチャーズの大会を転戦しながら成長してきました。なので、そういった大会が日本全国で開催できれば、僕が言っている車いすテニスを盛り上げたいっていうところにも繋がると思いました。開催決定できて本当にうれしく思います」と語った。
また、現在世界ランク1位のヒューエットと61ポイント差で2位につける小田は最年少での世界ランク1位について「ものすごく、ワクワクしています。待ち望んでいたその瞬間が全仏オープンで優勝すれば訪れるかもしれないという状況で練習にも力が入っています。より頑張って次の大会で達成したいなと思います」とコメントした。
その全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)へは「先ほども言った通り今はワクワクしています。始めた時から常に目標としてきた大人のクラスでの世界ランキング1位が本当に目前のところまで来ています。ここまでは、もちろん自分の頑張りもありますけど色々なサポートがあっての現状だと思います。なので、感謝しながら頑張っていきたいです。次こそはグランドスラムで優勝したいという気持ちもあるので、優勝して世界1位という待ち望んだ結果を出せるように準備したいと思います」と語っている。
【日本生命 岐阜オープン大会概要】
大会名:日本生命 岐阜オープン
主催:一般財団法人トップアスリートグループ、岐阜インターナショナルテニスクラブ
ゼネラルプロデューサー:小田凱人
トーナメントディレクター:貝吹健(一般財団法人トップアスリートグループ)
公認:国際テニス連盟(ITF)
冠協賛:日本生命保険相互会社
会場:岐阜メモリアルセンター(17面)
サーフェス:ハードコート(プレクシクッション)
日程:2023年8月10日(木)~13日(日)
ドロー数:後日発表
※2023/04/28 20:51
登壇者名の誤表記を修正しました
>>【NEW ERA】テニス用 吸水速乾キャップ&Tシャツ新発売<<
■関連ニュース
・凱旋帰国の小田凱人が会見・小田凱人 引退国枝に「悔しい」・小田凱人 GS決勝は「大きな経験」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング