17日に開幕する男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は16日に出場選手らの大会前記者会見が行われ、昨年王者で世界ランク2位の
C・アルカラス(スペイン)が登場。第1シードとして臨む連覇への意気込みと負傷からの復帰について語った。
>>西岡、アルカラスらバルセロナOP組合せ<<>>ダニエル 太郎、ジョコビッチらスルプスカOP組合せ<<19歳のアルカラスは昨年の同大会で
S・チチパス(ギリシャ)、
A・デ ミノー(オーストラリア)、
P・カレノ=ブスタ(スペイン)らを破り大会初優勝を飾った。
今シーズンは負傷により出遅れ、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)などを欠場したものの、BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で優勝。マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)でベスト4進出を果たすなど好成績をあげたが、前週のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は負傷のため欠場した。
約2週間ぶりにコートに戻ってくるアルカラスは大会前の会見で「タイトルを守ること以外のすべてのことを考えるよ。バルセロナは昨年だけでなく、若い頃から素晴らしい思い出のある、大好きな場所なんだ。タイトルを守るために、そのプレッシャーを回避しようと思っている」とコメント。
「僕はいつも、決勝までのルートを、ほんの少しだけ見る選手なんだ。でも、僕の焦点は初戦にあり、目の前の試合をプレーするまでそこにとどまるだろうね」
また、同大会には12度の優勝を誇る
R・ナダル(スペイン)がけがのため不在に。自身が優勝候補の筆頭にあげられる状況についても意見を述べた。
「僕は1人のテニス選手だけど、1人のテニスファンでもある。どの大会でもベストプレーヤーを見たいと思っている。ラファ(ナダル)がこの大会で成し遂げたことを考えると、彼がここにいないこと、彼のテニスを楽しめないことは残念なことなんだ。彼の早い回復を願っているよ」
「(ナダルが)欠場したからといって、僕がより優勝候補の選手という感じにはならないだろう。どの試合も大きいし、ドローのどの選手も僕を倒すことができる。集中力を切らさず、どの試合でもベストのプレーをしなければならない。優勝候補という感じは全くしない。どの試合も大きいし、できる限り良いプレーをしなければならないんだ」
アルカラスは初戦の2回戦で世界ランク63位の
N・ボルジェス(ポルトガル)と同74位の
I・イヴァシカのどちらかと対戦する。
今大会の第2シードはチチパス、第3シードは
C・ルード(ノルウェー)、第4シードは
J・シナー(イタリア)、第5シードは
F・ティアフォー(アメリカ)、第6シードは
K・ハチャノフ、第7シードは
C・ノリー(イギリス)、第8シードはデ ミノー。日本勢では第16シードとして
西岡良仁が出場しており、2回戦から登場する。
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