男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は27日、シングルス3回戦が行われ、予選勝者で世界ランク119位の
C・ユーバンクス(アメリカ)が同65位の
G・バレール(フランス)を6-3, 7-6 (9-7)のストレートで破り、「ATPマスターズ1000」初のベスト16進出を果たした。
>>アルカラス、メドベージェフら マイアミOP組合せ<<>>サバレンカら マイアミOP女子組合せ<<26歳のユーバンクスは前週のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では予選から出場したものの、1回戦で
M・マーテラー(ドイツ)に6-4, 5-7, 3-6の逆転で敗れ初戦敗退を喫していた。
それでも今大会では予選2試合を勝ち抜き2019年以来4年ぶり3度目の本戦出場を果たす。1回戦では世界ランク122位の
D・クドラ(アメリカ)、2回戦で第17シードの
B・チョリッチ(クロアチア)を下し、初の3回戦進出を決めている。
この日、ユーバンクスは12本のサービスエースを決めファーストサービスが入ったときに74パーセントの確率でポイントを獲得。第1セットでは第6ゲームでブレークに成功するとサービスゲームでは1度もブレークポイントを握られず、先行する。第2セットでは1度ずつブレークを奪いタイブレークに突入。5度のセットポイントを凌ぐと1度目のマッチポイントをものにし、1時間21分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにユーバンクスのコメントを掲載し「本当に、本当に良かった。この数週間はトップ100のことを考えたり、いろいろと大変だった。負ける試合ではないときに負けたり、自分のゲームについて色々と考えてしまった」と語った。
この勝利により次週発表の世界ランキングで96位に浮上し、初のトップ100入りが決まったユーバンクスはオンコートインタビューで涙を浮かべながら「なぜ僕は泣いているんだろう?これはとても恥ずかしいことだね!でも、気持ちがいいね」と述べている。
勝利したユーバンクスは4回戦で世界ランク62位の
A・マナリノ(フランス)と対戦する。マナリノは3回戦で第8シードの
H・フルカチュ(ポーランド)を7-6 (7-5), 7-6 (7-0)のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
S・チチパス(ギリシャ)、第14シードの
K・ハチャノフ、第25シードの
F・セルンドロ(アルゼンチン)らが16強に駒を進めている。
>>勝利後に涙を浮かべるユーバンクス<<
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