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メド「5セット戦った感覚」

ダニールメドベージェフ
ダニール・メドベージェフが今季初の決勝進出
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は18日にシングルス準決勝が行われ、第6シードのD・メドベージェフが世界ランク28位のG・ディミトロフ(ブルガリア)を6-1, 6-2のストレートで破り、今季初の決勝進出を決めた。1時間21分で勝利したメドベージェフは、試合を振り返って「体力的には5セット戦ったような感覚だった」と語った。

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メドベージェフは同大会に2年ぶり5度目の出場で、これまでの最高成績は2019年のベスト4。今大会は1回戦で世界ランク31位のA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、2回戦で同35位のB・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)を退けて8強入り。

17日に行われた準々決勝では、昨年覇者で第3シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)を6-2, 6-4のストレートで破って準決勝に進出した。

一方のディミトロフは同大会に9度目の出場で2018年に準優勝を飾っている。今大会は1回戦で世界ランク98位のA・カラツェフ、2回戦で第5シードのH・フルカチュ(ポーランド)を破ってベスト8進出。準々決勝では世界ランク25位のA・デ ミノー(オーストラリア)を6-3, 3-6, 7-6(8-6)のフルセットで破って勝ち上がった。

両者は7度目の顔合わせでメドベージェフの4勝2敗。直近の対戦は昨年10月のエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)準決勝で、そのときはメドベージェフがストレートで勝利している。

今季初優勝を狙うメドベージェフと、5年ぶりのツアー決勝進出を目指すディミトロフとの一戦。壮絶なストローク戦から始まったこの試合だったが、メドベージェフが第3ゲームをラブゲームでブレークして早くも主導権を握る。メドベージェフは第6ゲームでディミトロフにブレークポイントを与えるもこれを凌ぎ、6ゲーム連取で第1セットを奪う。

第2セット、メドベージェフが第2ゲームでブレークを奪うが、直後の第3ゲームでディミトロフがブレークバックに成功する。勢いに乗ったディミトロフは第5ゲームで0-40のトリプルブレークポイントのチャンスを握るも、メドベージェフが5ポイントを連取してキープする。

ディミトロフはこの試合を通じてサービスゲームのポイント獲得率が39%(20/51本)に留まり、最後は4ゲーム連取を許してメドベージェフがストレート勝ちをおさめた。

メドベージェフのオンコートインタビューのコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、「素晴らしい試合だった」と語った。

「スコアは(簡単に見えるけど)、試合はそうではなかった。体力的には5セット戦ったような感覚だったよ」

「素晴らしい場面もあった、第2セットのゲームカウント2-2、0-40からなんとか6-2で勝つことができた。サーブのレベルを少し上げて、なんとか安定させたかったんだけど。彼も必要以上にミスをしたし、自分のレベルには満足している」

次週20日発表の世界ランキングで3週間ぶりにトップ10に復帰することが決まったメドベージェフは今季初の決勝で、世界ランク14位のJ・シナー(イタリア)と今季初タイトルをかけて対戦する。シナーは準決勝で同61位のT・フリークスポール(オランダ)を7-5, 7-6 (7-5)のストレートで下しての勝ち上がり。




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