テニスの2023年シーズン開幕戦となる新しい国別対抗戦ユナイテッド・カップ(オーストラリア/ブリスベン、パース、シドニー)は1日、グループBのポーランドvs.カザフスタンの2日目が行われ、第5試合の混合ダブルスで
I・シフィオンテク(ポーランド)/
H・フルカチュ(ポーランド)組がZ・クラムバエワ(カザフスタン)/ G・ロマキン(カザフスタン)組に6-3, 6-4で勝利し、通算4勝1敗でポーランドが勝利。この試合で女王シフィオンテクは華麗なポール回しを披露し、会場は大歓声に包まれた。
>>西岡vsルーネ 1ポイント速報<<>>西岡、ジョコビッチらアデレード国際1組み合わせ<<2022年まで開催されていた男子国別対抗戦のATPカップに代わって新設されたユナイテッド・カップには、男女のトップ選手が集結。オーストラリアの3都市で11日間にわたって行われる18カ国のイベントとなっている。賞金総額は1,500万ドル(約22億円)で、ATP、WTAのランキングポイント(最大500ポイント)も獲得することができる。
初戦を迎えたポーランドと、第1戦でスイスに敗れているカザフスタンの一戦。ポーランドは女子シングルスでシフィオンテクと世界ランク48位の
M・リネッタ(ポーランド)、男子シングルスで同10位のフルカチュで3勝をあげ、3勝1敗で混合ダブルスを迎えた。
混合ダブルスには男女のエース、シフィオンテクとフルカチュのペアが出場し、第1セットのゲームカウント3-2の場面で激しい打ち合いになると、ロマキンの絶妙なアングルボレーに対してシフィオンテクがネットのポール(支柱)の外側からショットを決める「ポール回し」でポイントを決めた。
大会公式Twitterでこのポイントの動画が公開されると、シフィオンテクはこの動画を引用して元男子世界ランク1位の
R・フェデラー(スイス)に対して「(このショットを)認めてくれる?」と投稿。
フェデラーはこれに対して「これはクレイジーだね」と驚きの絵文字とともにコメントをした。
ポーランドがカザフスタンに勝利した結果、スイス戦に続き2連敗を喫したカザフスタンの予選敗退が決定。2日と3日に行われる首位スイスと2位ポーランドの対戦により、グループB通過チームが決定する。
【グループB 順位】
国名、チーム勝敗(マッチ勝敗)
1位 スイス 1勝0敗(5-0)
2位 ポーランド 1勝0敗(4-1)
3位 カザフスタン 0勝2敗(1-9)
>>ユナイテッドカップ公式Twitter<<
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