テニスの２０２３年シーズン開幕戦となる国別対抗戦ユナイテッド・カップ（オーストラリア/ブリスベン、パース、シドニー）は３１日、大会３日目がスタート。グループＢに所属するポーランド代表の世界ランク１位のＩ・シフィオンテク（ポーランド）はカザフスタン代表で同５１位のＹ・プチンセワ（カザフスタン）を6-1, 6-3のストレートで破り、今季初戦を白星で飾った。

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２０２２年まで開催されていた男子国別対抗戦のATPカップに代わって新設されたユナイテッド・カップには、男女のトップ選手が集結。オーストラリアの３都市で１１日間にわたって行われる１８カ国のイベントとなっており、賞金総額は１,５００万ドル（約２２億円）。ATP、WTAのランキングポイント（最大５００ポイント）も獲得することができる。

２９日から１月３日の６日間は１８カ国が３チームずつ６グループに分かれてのラウンドロビン（総当たり戦）が開催。各対戦は２日に分けて行われ、１日目に男子シングルスと女子シングルスが、２日目には男子シングルスと女子シングルス、そして混合ダブルスが行われる。各グループで１位となった国が対戦し、勝利した３カ国と、敗れた３カ国のうちグループステージで最も成績の良かった１カ国が準決勝に進出する。

グループＢではポーランド、カザフスタン、スイスが所属し、２９日と３０日はカザフスタンとスイスが対戦。スイスが５勝０敗でカザフスタンを下している。

ポーランドのユナイテッド・カップ初戦、その２番手として登場したシフィオンテクはこの日、ファーストサービスが入ったときに７３パーセントの確率でポイントを獲得。１度のブレークポイントを凌ぐと、リターンゲームでは４度のブレークに成功し、１時間４分で勝利した。

シフィオンテクは試合後の会見で「自分のパフォーマンスにはかなり満足している。シーズンの最初の試合は、いつも錆びつくもの。だから、大事な場面で落ち着いてプレーできたのはよかったと思うわ」とコメント。

また、第１戦の男子シングルスでは世界ランク２６０位のＤ・ミハルスキ（ポーランド）と同１４２位のＴ・スカトフ（カザフスタン）が対戦。ミハルスキは6-7 (7-9), 2-6のストレートで敗れており、ポーランドは１勝１敗で初日を終えている。

ポーランドvs.カザフスタンの対戦カードは以下の通り。

【３１日】
ミハルスキ 6-7 (7-9), 2-6 スカトフ
シフィオンテク 6-1, 6-3 プチンセワ

【１月１日】
Ｈ・フルカチュ（ポーランド） vs. Ａ・ブブリク（カザフスタン）
Ｍ・リネッタ（ポーランド） vs. Ｚ・クラムバエワ（カザフスタン）
シフィオンテク/ フルカチュ vs. クラムバエワ/ ブブリク

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