男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は5日、シングルス準決勝が行われ、第6シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)を6-2, 3-6, 7-6 (7-4)のフルセットで破り、2年連続8度目の決勝進出を果たした。試合後には「世界最高のプレーヤーを相手に、このような試合に勝てたことは本当にうれしい」と語った。
>>ルーネ、ジョコビッチらパリマスターズ 組合せ<<2連覇と7度目の大会制覇を狙うジョコビッチと初の決勝進出を目指すチチパスの対戦となったこの日、第1セットから拮抗した展開となるも、第6ゲームで得たチャンスをものにしたジョコビッチが勢いに乗りそのまま4ゲームを連取し先行する。
第2セットでは第5ゲームで初のブレークを許すと、その後も挽回することができず終盤へ。第9ゲームでもブレークされセットカウント1-1に追いつかれた。
ファイナルセット、ジョコビッチは4度のブレークポイントを握るもこれを生かせず。タイブレークでは先にミニブレークを許したものの、そこからさらにギアを上げ逆転。2時間19分で勝利をもぎ取った。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはジョコビッチのコメントが掲載されている。
「世界最高のプレーヤーを相手に、このような試合に勝てたことは本当にうれしいよ。試合の入りはとても良かったよ。昨日の準々決勝と同様、素晴らしいストロークだったね。第2セットの序盤にチャンスがあったんだけど、彼のサーブを崩せなかったんだ。その後、勢いがついて観客も盛り上がってきた。彼のテニスのレベルが上がったと思う」
「最後の1ポイント、最後の1ショットまで、互いに互角の戦いができたと思う。最後のほうは、信じられないようなポイントもあったね。この難局を乗り越えられて、本当にうれしいよ」
35歳のジョコビッチは決勝で世界ランク18位のH・ルーネと対戦する。19歳のルーネは準決勝で第8シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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