日本テニスの頂点を争う大会、大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th(東京/有明、ハード)は大会6日目の27日、女子シングルス準々決勝とダブルス準々決勝が行われ、今季限りで現役を引退する
今西美晴(EMシステムズ)はシングルスで敗北したものの、ダブルスではベスト4進出を果たした。
>>全日本 男子シングルス組合せ・結果<<>>全日本 女子シングルス組合せ・結果<<今西は27日、シングルス準々決勝に先に登場。シングルスでは第9シードとして出場しており3回戦で第7シードの
加治遥(島津製作所)をストレートで破り8強へ駒を進めていた。
対戦相手は第15シードの
伊藤あおい(サリュートテニス専門学院)。序盤こそ4ゲームを連取したもののそこから追いつかれ、タイブレークを落とし先行される。第2セットを取り返した今西だったが、ファイナルセットでは終盤でブレークを許しフルセットで力尽きた。試合終了後は涙を流しコートを後にした。スコアは6-7 (3-7), 6-3,3-6。
その後行われたダブルス準々決勝には第4シードとして
大前綾希子とのペアで登場。
林恵里奈/
森崎可南子組とフルセットの激闘となったもののこれを制し、7-5,4-6,[11-9]で4強へ駒を進めた。
ダブルス終了後に行われた会見で今西は「相手(伊藤)もなかなかトリッキーな選手でやりにくいところがあったんですけど、そのなかで自分ができることを模索しながらのプレーでした。ファーストセットも少しリードしているところから取られてしまったりしたのがもう少しすんなりいっていたらどうなっていたのかなと後々思うんですけど、それでもセカンドセット切り替えて自分のプレーができました」とコメント。
「最後は笑って終えられるのかなと思ったら意外にそうでもなくて、すごい悔しいとか色んな感情が出てきてしまって、もう1日コロシアムでシングルス皆さんに見てもらいたかったなという気持ちもありますけど、今大会最初からタフマッチのなかで乗り切ってここまでこれたのは良かったのではないかと思います」
今西にとってこのシングルスは3セットで試合を行う最後の大会。今後は湘南美容クリニック Presents「SBCドリームテニスツアー」に出場予定だが、6ゲームで行う試合は今回がラストとなった。
「6ゲーム、3セットで試合をすることが最後だったので、そう思うと悲しい気持ちと終わってしまったなという気持ちと。色々ありましたね。もう1試合SBCの方に出て最後引退するんですけどそれは4ゲームなので、こうやるのが最後だなと思ったらたくさん感情が出てきました」
勝ち残っているダブルスでは、準決勝で
清水映里/
阿部宏美組と対戦する。
シングルス終了直後の今西[画像:tennis365.net]
会見に臨んだ今西[画像:tennis365.net]
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