男子テニスのユジン韓国オープン(韓国/ソウル、ハード、ATP250)は2日にシングルス決勝が行われ、世界ランク56位の
西岡良仁が第4シードの
D・シャポバロフ(カナダ)を6-4, 7-6(7-5)のストレートで破り、4年ぶり2度目のツアー優勝を飾った。試合後、西岡は「素晴らしい1週間だった」と優勝の喜びを語った。
>>西岡良仁、ルードら楽天OP組み合わせ<<今大会、西岡は1回戦で第5シードの
D・エヴァンス(イギリス)、2回戦で初対戦となった同92位の
ダニエル太郎をストレートで破りベスト8進出。準々決勝で第1シードで世界ランク2位の
C・ルード(ノルウェー)、準決勝で世界ランク222位の
A・コバチェビッチ(アメリカ)(アメリカ)をともにフルセットで破り、今季2度目のツアー決勝進出を果たした。
一方のシャポバロフは準決勝で第8シードの
J・ブルックスビー(アメリカ)を下し、2019年10月のイントゥルム・ストックホルム・オープン(スウェーデン/ストックホルム、室内ハード、ATP250)以来 約3年ぶり2度目のツアー優勝に王手をかけた。
西岡とシャポバロフは2度目の顔合わせで西岡の1勝。唯一の対戦は2018年9月の深セン・オープン(中国/深セン、ハード、ATP250)2回戦で、そのときは西岡がフルセットで勝利し、その後同大会でツアー初優勝を飾っている。
第1セット、西岡は第4ゲームで3度ブレークポイントを握るもシャポバロフが凌ぐ。逆に第7ゲームで西岡は0-40のピンチを迎えるも、このゲームをキープする。第7ゲーム終了後、西岡はベンチにトレーナーを呼び左肩のマッサージを受ける。
両者互いにサービスキープを続けて迎えた第10ゲーム、西岡が初のブレークに成功して第1セットを先取する。
続く第2セット、西岡は第3ゲームで先にブレークを奪われて追いかける展開となるも、第6ゲームでブレークバックに成功する。西岡は第7ゲーム終了後、再びトレーナーから左肩のマッサージを受ける。
両者サービスゲームを死守してタイブレークに突入すると、先にミニブレークに成功した西岡がシャポバロフの反撃を許さず、自身4年ぶり2度目となるツアー優勝を決めた。日本人男子のツアー複数回優勝は、錦織の12勝に次いで史上2人目の快挙達成となった。
西岡の優勝スピーチが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載されている。
「今週は自分にとって素晴らしい1週間でした。コート上では精神的にもとてもいいプレーができました。それはとても重要なことだったと思います。何試合かは接戦でしたけど、とてもいいプレーができましたし、どうすれば相手を打ち負かせるかを考えて、どの試合も戦いました。全ての試合でこのようなプレーをする必要がありました」
「今日は僕のリターンが良かったです。多くのボールでプレッシャーをかけて、チャンスがあればそれを狙うだけでした。でも、まずは沢山のボールを拾って、彼のバックハンドにたくさん打って、彼を動かそうとすることが必要だったと思います」
また西岡は3日に発表されるATP最新ランキングで、これまでの自己最高48位を更新することが確定している。
西岡とシャポバロフは、3日に開幕する楽天ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2022(日本 /東京、ハード、ATP500)へ出場を予定しており、1回戦で西岡は世界ランク32位の
M・キツマノビッチ(セルビア)、シャポバロフは同117位の
S・ジョンソン(アメリカ)と対戦する。
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