男子テニスのウィンストン・セーラム・オープン(アメリカ/ウィンストン・セーラム、ハード、ATP250)は23日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク231位の
D・ティーム(オーストリア)は第1シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)が0-6, 4-2の時点で棄権を表明したため、ベスト16進出を果たした。試合後の会見でティームは「最も重要なことは、彼(ディミトロフ)がまたすぐに元気になること」と語った。
この試合、第1ゲームで3度のブレークチャンスを掴むも活かせなかったティームは1ゲームも取ることができず、24分で第1セットを先取される。それでも続く第2セットでは第5ゲームで先にブレークに成功。しかし、ゲームカウント4-2とリードを掴んだ時点でディミトロフが棄権を表明し、58分で試合は終了している。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにティームのコメントを掲載し「プレー面では第1セットはとてもタフだった。スタートは良かったけど、その後、彼にブレークされてしまい、とても厳しい状況だった。でも、第2セットでは少し強度を上げることができたと思う」と語った。
「昨日は3時間以上の長丁場で、本当に大変だった。終わったのが遅くて、3時半に寝たんだけど、それからまた強度を上げていくのはなかなか大変だった。 湿度が高く、汗を大量にかくので、とても大変だよ。そのため、すぐに自分の強さを発揮することはできなかったけど、第2セットでは少し良くなったね」
ティームは3回戦で第13シードの
J・ドレイパー(イギリス)と対戦する。ドレイパーは2回戦で世界ランク61位の
F・フォニーニ(イタリア)を6-2, 4-6, 6-1のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第4シードの
M・クレッシー(アメリカ)、第8シードの
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)、第11シードの
I・イヴァシカらが16強に駒を進めている。
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