男子プロテニス協会のATP公式サイトは23日、29日開幕の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)終了後に世界ランク1位の座についている可能性のある5選手を紹介。現在世界ランク1位の
D・メドベージェフ以外の4選手には
R・ナダル(スペイン)や
S・チチパス(ギリシャ)が含まれた。
メドベージェフが1位を防衛するためには全米オープンで最低でも決勝に進出することが条件に。メドベージェフは昨年の同大会で
N・ジョコビッチ(セルビア)を下し大会初制覇を成し遂げたため、多くのポイントを守る必要がある。
一方、現在世界ランク3位のナダルは昨年の全米オープンに出場していないためポイント防衛の必要はなく、いま保持している5,630ポイントに単純な上乗せが可能となった。
そのほか世界1位の可能性があるのは同4位の
C・アルカラス(スペイン)、同5位のチチパス、同7位の
C・ルード(ノルウェー)。しかし、3選手とも最低でも決勝に進出しなければメドベージェフをとらえることができず、大会終了後に首位の座にいるのは険しい道のりとなる。
また、19歳のアルカラスが全米オープンで優勝を果たし9月12日付の世界ランクで1位となった場合は、2001年に
L・ヒューイット(オーストラリア)が打ち立てた記録を破り、史上最年少での1位となるほか、ルードが1位となればノルウェー人として初の世界ランク首位の座につくことになる。
29日に開幕の全米オープンでは、メドベージェフの防衛かナダルの2020年2月以来 約2年半ぶりの首位か、それともアルカラスやルードのような新記録が生まれる大会となるのか注目が集まる。
22日付の世界ランクで上記5選手の順位と保持ポイントは以下の通り。
1位:D・メドベージェフ 6,885ポイント
3位:R・ナダル 5,630ポイント
4位:C・アルカラス 5,190ポイント
5位:S・チチパス 4,890ポイント
7位:C・ルード 4,695ポイント
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