オジェ初戦突破「特別なこと」

BNPパリバOPでのオジェアリアシム

画像提供：ゲッティイメージズ

男子テニスのハッサン2世グランプリ（モロッコ/マラケシュ、レッドクレー、ATP250）は５日、シングルス１回戦が行われ、第１シードのＦ・オジェアリアシム（カナダ）がワイルドカードで出場している世界ランク４３６位のＥ・ベンシェトリ（モロッコ）を6-3, 6-3のストレートで破り、初戦突破を決めた。

前週のマイアミ・オープン（アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000）とその前週のBNPパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000）で、初戦敗退となっていた世界ランク９位のオジェアリアシム。

この日は第１ゲームからブレークに成功すると、第９ゲームでもブレークを奪い第１セットを先取する。続く第２セットでは第４ゲームでこの日３度目のブレークを奪うと、これを守りぬいて１時間２４分で同一戦を制した。

男子プロテニス協会のATPは試合後のオジェアリアシムのコメントを掲載。

「この国が大好きだ。もちろん、僕のガールフレンドや家族がこの国の出身だということは、みんな知っていると思う。ツアーで唯一この大陸（アフリカ大陸）で行われる大会だから、僕にとっては特別なことなんだ」

「ここにいるのは素晴らしいことだよ。この神話的な場所でプレーできることをとても楽しんでいる」

勝利したオジェアリアシムは２回戦で世界ランク６５位のＡ・モルカン（スロバキア）と対戦する。モルカンは世界ランク１１２位のＳ・トラヴァグリア（イタリア）をストレートで下しての勝ち上がり。

オジェアリアシムは今季、１月の全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）で８強入りを果たすと２月のABNアムロ世界テニス・トーナメント（オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500）でキャリア初優勝。続くオープン13・プロヴァンス（フランス/マルセイユ、室内ハード、ATP250）で準優勝を果たしている。