男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は31日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
D・メドベージェフは昨年王者で第8シードの
H・フルカチュ(ポーランド)に6-7 (7-9), 3-6のストレートで敗れ、初のベスト4進出を逃した。試合後、メドベージェフはめまいや疲労などで「ベストな状態ではなかった」ことを明かした。
>>マイアミOP男女組み合わせ・結果<<第1セット、メドベージェフは第2ゲームでいきなりブレークを許すも、第9ゲームでブレークバックに成功しタイブレークに突入。しかし3度のミニブレークを許し先行される。
第2セットでは第5ゲームで6度目のブレークポイントを活かされたメドベージェフ。このセットで1度もブレークチャンスを握ることができず、2時間3分で力尽きた。
この結果によりメドベージェフは4月4日付で更新される世界ランキングで
N・ジョコビッチ(セルビア)を抜くことができず、2位のままとなることが決定した。4日付で失効するポイントは180ポイント。今大会で4強入りを逃したため獲得できるポイントは180ポイントとなり、次回の更新では現在と変わらず8,410ポイントとなる。
マイアミ・オープンを欠場したジョコビッチは加算されるポイントが無し。45ポイントが失効されるものの8,420ポイントであるため、変わらず世界ランク1位のままとなる。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトで、試合後のメドベージェフのコメントを紹介している。
「僕にとっては1位になることよりも、試合に勝つことの方が重要だったんだ。僕はそれをボーナスとして見ていたし、このことで自分が窮屈になったとか、そういうことはないんだ。正直なところ、僕はプレッシャーがかかるような試合を何度もしてきたし、緊張は関係ないと思う」
「試合中はずっとベストな状態ではなかった。でも時にはそういうこともあるんだ。本当の理由はわからない。たぶん暑さのせいだろうね。でも、めまいがしたり、疲れたり、長いゲームではサーブを打てなくなったりして、とてもつらかった。ロッカールームでは、かなり痙攣していたので、体力的には楽ではなかった。でも同時にそれもゲームの一部なんだ」
「今日は十分ではなかったけど、自分ができることを確認できたからハッピーだよ。僕は正しい方向に進んでいる」
一方勝利したフルカチュは準決勝で第14シードの
C・アルカラス(スペイン)と世界ランク48位の
M・キツマノビッチ(セルビア)の勝者と対戦する。
前日には第6シードの
C・ルード(ノルウェー)と世界ランク103位の
F・セルンドロ(アルゼンチン)が4強へ駒を進めている。
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