女子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)は18日、シングルス準決勝が行われ、第6シードの
M・サッカリ(ギリシャ)が昨年大会の女王で第5シードの
P・バドサ(スペイン)を6-2, 4-6, 6-1のフルセットで破り、四大大会に次ぐグレードの「WTA1000」で初の決勝進出。試合終了の際には涙を浮かべた。
>>ナダルvsアルカラス 1ポイント速報<<>>BNPパリバOP男女 組合せ・結果<<今大会のシード勢は1回戦免除のため初戦となった2回戦で世界ランク55位の
K・シニアコバ(チェコ)、3回戦で第27シードの
P・クヴィトバ(チェコ)にストレート勝ちを収めたサッカリ。4回戦では世界ランク409位の
D・サビル(オーストラリア)(オーストラリア)の棄権により勝ち上がりを決め、第17シードのE・リバキナとの準々決勝でもストレートで勝利した。
この試合の第1セット、第1ゲームでいきなりブレークを許したサッカリだったが、そこから4ゲームを連取しゲームカウント4-1とリードを奪う。11本のウィナーを決めると第8ゲームでもブレークに成功し先行する。しかし、第2セットでは2度のブレークを許しセットカウント1-1に追いつかれる。
迎えたファイナルセット、サッカリはファーストサービスが入った時に69パーセントの確率でポイントを獲得。お互いに1度ずつブレークをしゲームカウント2-1とすると、その後4ゲーム連取に成功し1時間48分で勝利。先月のサンクトペテルブルグ・レディース・ トロフィー(ロシア/サンクトペテルブルク、ハード、WTA500)に次ぐ今季2度目の決勝進出を果たした。
女子テニス協会のWTAはサッカリのコメントを掲載し「私はこのような大会で最後まで勝ち残るために、人生のすべてを懸けてきた。私がタイトルを取ったように見えるかもしれないので、一部の人にはバカバカしく見えるかもない。時にはトーナメントで勝つことが目的ではない瞬間がある。ただ、どの選手にとっても特別な瞬間があって今日はその日だった」と語った。
「彼女(バドサ)は他の選手とは違うプレースタイルなので、試合前はとても心配だったわ。昨年優勝しているし、この大会が得意なのは明らかだった。一瞬一瞬、自分を信じて戦った。私やチーム、家族、国にとっても大きな意味があるので、今は言葉を失っている」
勝利したサッカリは決勝で第3シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。シフィオンテクは準決勝で第24シードの
S・ハレプ(ルーマニア)を7-6 (8-6), 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
■関連ニュース
・【動画】決勝進出を決め涙を浮かべたサッカリ・サッカリ 国内で受賞「大変光栄」・世界7位サッカリ 2年連続4強■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング