男子プロテニス協会のATP公式サイトは10日、世界ランク5位の
S・チチパス(ギリシャ)のインタビューを掲載。昨年11月に受けたひじの手術経過や、今季の展望について語っている。
>>大坂vsスティーブンス ポイント速報<<>>ダニエル 太郎、チチパスらBNPパリバOP組み合わせ<<23歳のチチパスは昨年11月、最終戦のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)に出場したものの右ひじの痛みにより棄権。その後手術を受けた。しかし、1月3日に開幕した国別対抗戦のATPカップ(オーストラリア/シドニー、ハード)で復帰すると、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では
J・シナー(イタリア)らを下し4強入りを果たした。
今週はBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)に第5シードとして出場を予定している。
チチパスは右ひじの手術から復帰までわずか1カ月ほどになったことについて「普通じゃないんだ、全然普通じゃないんだよ」と明かした。
「主治医は、僕が今季のクレーシーズン最初の週からプレーすることを計画していた。ある意味、奇跡のようなものだったね。全豪オープンで上位に食い込んだことは、長年苦しんだ難しいケガの後、カムバックできたという意味でこれまでの僕のキャリアの中で最高の出来事だ」
「昨年はけがのために苦労したから、今年は健康でいたいし、モチベーションを保ちたいんだ。昨季はなかなか思うようにいかず、足かせになっていた。無力感を味わうのはとても悲しいこと。弱さを感じ、新たな高みに到達できないと感じたから、今年は一貫性を保ち自分自身を良く感じられるようにしたい」
シングルスのツアータイトルは今季未だ獲得できていないが、2月のアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)では
F・ロペス(スペイン)と組んだダブルスで優勝を飾った。
「ダブルスでプレーすることはあまりないし、リラックスして新鮮な気持ちでプレーできる。フェリ(ロペス)とダブルスで一緒にプレーすることができて、とても新鮮だったよ。彼と一緒にいる時間はとても楽しくて、最高の時間を過ごすことができた。彼とは素晴らしいラリーができたし、素晴らしいポイントも取れたし、本当に最高だ」
BNPパリバ・オープンはシード勢が1回戦免除のためチチパスは2回戦から登場する。初戦では世界ランク119位の
J・セルンドロ(アルゼンチン)と同147位の
J・ソック(アメリカ)のどちらかと対戦予定。
また、ダブルスではロペスとのペアでワイルドカード(主催者推薦)を受け取っており、1回戦で
R・クラーセン(南アフリカ)/
マクラクラン勉組と対戦する。
今大会の第1シードは
D・メドベージェフ、第3シードは
A・ズベレフ(ドイツ)、第4シードは
R・ナダル(スペイン)、第6シードは
M・ベレッティーニ(イタリア)、第7シードは
A・ルブレフ、第8シードは
C・ルード(ノルウェー)。
また、第2シードとして出場予定だった
N・ジョコビッチ(セルビア)は棄権を発表し不出場となった。
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