女子テニスで世界ランク15位の
E・スイトリナ(ウクライナ)が28日にインスタグラムを更新。第1シードで出場しているアビエルト・GNPセグロス(メキシコ/モンテレイ、ハード、WTA250)を棄権することを表明するとともに、ウクライナ人選手の要望と対応を女子テニス協会のWTAらに向けつづった。
>>YouTube 地獄の素振り! 大会出場まで残りわずか! 初心者もりし奮闘<<>>高校センバツ 男女団体組合せ<<現在、母国ウクライナがロシアの侵攻を受けているスイトリナ。侵攻が始まった当初からSNSを通じて反戦を訴え続けていたが、この日はツアーを統括するWTAや国際テニス連盟のITF、そして男子プロテニス協会のATPらに向けウクライナ人選手の思いをつづった。
その声明のなかでスイトリナは国際オリンピック委員会(IOC)が示した国籍表示に関する大会での対応に言及している。
「親愛なる皆さんへ。現在の状況には、私たちのほかに、ATP、WTA、そしてITFの明確な立場が必要だと信じている。そのため、ウクライナ人選手たちはATP、WTA、ITFへ対して、IOCが示した『ロシア人とベラルーシ人アスリートは、中立な選手のみ国の象徴や色、国旗や国歌の表示なしで競技の参加を許可すること』を推進する意向に追随してくれることを要求しました。そのため、明日、私はモンテレイで試合をしないことをここにお伝えしたい。私たちの所属する組織が必要な決断を下すまで、いかなる試合でもロシア人とベラルーシ人との対戦はしません」
「ロシア人アスリートを非難しているわけではない。母なる祖国への侵攻について、彼らには責任はない。加えて、勇敢にも戦争反対と言う姿勢を示すことを始めてくれている全ての選手たち、特にロシア人とベラルーシ人には敬意を示したい。彼らのサポートは不可欠なものです。エリーナ・スイトリナ」
スイトリナはアビエルト・GNPセグロス1回戦で
A・ポタポヴァと対戦することが決まっていたが、今大会は棄権することで意思を示したかたちとなった。
>>スイトリナのインスタグラム<<※3月1日11時35分追記:スイトリナはWTAが行動を起こさなければ棄権することもやむを得ないとツイッターでつづりました。
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