テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は17日、第6シードの
R・ナダル(スペイン)が世界ランク66位の
M・ギロン(アメリカ)を6-1,6-4,6-2のストレートで破り、6年連続16度目の初戦突破を果たした。試合後の会見では大会に出場することができなくなった
N・ジョコビッチ(セルビア)に言及。1選手、そしてライバルとして自身の思いを語った。
>>ナダル、マレーら全豪OP組み合わせ<<>>大坂 2回戦 1ポイント速報<<前哨戦のメルボルン・サマーセット(オーストラリア/メルボルン、ハード、ATP250)で優勝を飾っていたナダルは、好調を維持しこの日も躍動。ファーストサービスが入ったときに84パーセントの高い確率でポイントを獲得し、ギロンに1度もブレークを許すことなく1時間49分で完勝した。
試合後の会見では、オーストラリア入国ビザ(査証)の申請が取り消され、大会に出場できずに帰国の途についた世界ランク1位のジョコビッチについて話した。
「どうだろう、わかんないな。ところで、僕はいまかなり疲れてるんだけどね。というのは置いといて、約1週間前、彼(ジョコビッチ)は最初の司法の判断で滞在が認められてビザを取り戻すことができ練習していた。僕は、司法がすべてだとそのとき話した。司法が『ビザは有効であり、ここでプレーすることができる』と言うならここで戦うに値するという最も公平なことだ」
「もうひとつは、僕が個人的に信じていることで、僕の思う理想的な状況のことだ。それは『最高の選手がコートで重要な試合をしている』ということ。その方が間違いなくスポーツにとっては良いことだ。ノヴァーク・ジョコビッチがここでプレーしていれば、みんなにとって良いことであるのは間違いない。あとひとつは、ここで何が起きたかということ。それについて、僕はもう何も言うことができないよ」
「個人的なレベルで言えば、ライバルには常に大きな敬意を払い、とてもいい関係を保ってきた。特にロッカールームでみんなといい関係が築ければ、人生はずっといいものになると信じている。僕のテニスキャリアはすべてこのようなものだったけど、いくつかの瞬間は例外もあったね。みんなといい関係を築いたほうが、より幸せになれるから」
「ノヴァークだって例外ではない。正直なところ、彼の成功を願っている。僕は、この状況が混乱したものだと思う。今回の場合、おそらく悪いことをしたのは彼だけではない。もちろん、僕らがこの2週間で直面したひどい状況すべてについて、いろんな反応がある。でも、もちろん彼だって、責任ある者の1人。だから、個人的なレベルでは僕は彼がここでプレーして欲しいし、見たいと思う。でも、彼がここでプレーしていることが公平かどうかは別の議論で、僕はそれについてこれ以上話したくない」
2009年以来13年ぶり2度目の全豪オープン制覇を狙うナダルは、2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク145位の
T・コキナキス(オーストラリア)と予選から出場している同126位のY・ハンフマン(ドイツ)のどちらかと対戦する。
同日には第7シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)、第10シードの
H・フルカチュ(ポーランド)、第14シードの
D・シャポバロフ(カナダ)、第17シードの
G・モンフィス(フランス)、第28シードの
K・ハチャノフらが初戦突破を決めた。
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