テニスのウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）は５日、男子シングルス４回戦が行われ、第１６シードのＦ・オジェ アリアシム（カナダ）が第４シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）を6-4，7-6 (8-6)，3-6，3-6，6-4のフルセットで破り、四大大会初のベスト８進出を果たした。試合後には「僕はカナダ出身の普通の男。夢のようだ」と語った。

＞＞フェデラーらウィンブルドン対戦表＜＜

この試合、オジェ アリアシムは１７本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに７１パーセントの確率でポイントを獲得。リターンゲームでは２０本ものダブルフォルトを犯したズベレフから５度のブレークを奪い、４時間７分の死闘をものにした。

２０歳のオジェ アリアシムは試合後のオンコートインタビューで「人生最大の勝利。閉ざされた屋根の下、素晴らしい雰囲気のなかこの勝利を皆さんと一緒に生きている」と観客に呼び掛けた。

ズベレフとの４度目の対戦で初勝利を手にしたオジェ アリアシム。これまでは１セットも獲得できずに敗れていたが、この日は３セットを取り勝利した。

「彼には勝ったことがないし、ましてやセットを取ったこともなかったからとても難しかった。彼のリターンのあとは僕も本当に深く返さなければいけなかったし、ファンがいなければもっと大変だったと思う」

準々決勝では第７シードのＭ・ベレッティーニ（イタリア）と対戦する。ベレッティーニは４回戦で世界ランク７９位のＩ・イヴァシカをストレートで下しての勝ち上がり。

ベレッティーニ戦についてオジェ アリアシムは「僕の親友であり、世界最高のプレーヤーの１人。とても楽しみだ。興奮すると思うし、最高のテニスをしたい」と意気込んだ。

同日には第１シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）や第６シードのＲ・フェデラー（スイス）、第１０シードのＤ・シャポバロフ（カナダ）、第２５シードのＫ・ハチャノフらが８強へ駒を進めた。

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