テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は29日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク110位の
杉田祐一は同56位の
R・ガスケ(フランス)に6-7 (4-7),6-4,2-6,1-6で敗れ、2017年以来4年ぶり2度目の初戦突破とはならなかった。試合後の会見では「最後までうまく合わなかった」と雨天による中断後のプレーを悔やんだ。
>>錦織らウィンブルドン対戦表<<>>錦織vsポピリン 1ポイント速報<<この試合の序盤、杉田はガスケのテンポの早いストロークについていけずに第1ゲームでブレークを許す。それでも徐々にリズムを掴むと、フォアハンドのウィナーを放つなどサービスゲームのキープが続く。第8ゲームではガスケのショットがアウトになり杉田がこの試合初のブレークに成功するも、タイブレークで突き放され第1セットを落とした。
第2セットでは、第1ゲームでガスケに1ポイントもキープをさせることなく杉田がブレークを奪い先行するも、第3ゲーム終了後から約2時間30分ほどの雨による中断を挟む。再開後、杉田は第7ゲームでもブレークを奪いリードを広げる。直後の第8ゲームはブレークバックされるもその後の挽回を許さずセットカウント1-1に追いついた。
第3セット、第4ゲームで先にブレークを許した杉田はガスケに12本のウィナーを決められるなどストローク戦で苦しむ。リターンゲームではガスケにファーストサービスが入ったときに100パーセントの確率でポイントを獲得され、ブレークチャンスを握れずにセットカウント1-2と崖っぷちに追い込まれる。
第4セットに入っても主導権を握り返すことができなかった杉田は、第4ゲームでブレークされラケットを叩きつけ怒りを露わにする。その後もガスケの鋭いストロークに苦しみ2時間20分で力尽きた。
試合後の会見で杉田は「雨があがってから調子ががくっと落ちてしまって、再開直後のサービスゲームもいいかたちで入れなかったので、そこで何か『おかしいな』と思いながらセカンドを取れて、3セットもそんな流れだったんで、最後までうまく合わなくて、そのリズムをうまいこと持っていかれたかんじですかね」とコメント。
「(中断の)待ち方が下手というか、出だしもうまくいってなくて、なるべくならば中断はない方がよかったですね。状態も良くなってきていたので、中断後も体が宙に浮いたような状態でしっくりこなかったです。そこは課題というか改良していかないといけないところだなと思ってます」
一方、2016年以来5年ぶり10度目の初戦突破を果たしたガスケは2回戦で第6シードの
R・フェデラー(スイス)と顔を合わせる。フェデラーは1回戦で世界ランク41位の
A・マナリノ(フランス)と対戦したが、第4セット終了後にマナリノが途中棄権したため初戦突破を決めている。
同日には第2シードの
D・メドベージェフ、第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第9シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)、第22シードの
D・エヴァンス(イギリス)、第26シードの
F・フォニーニ(イタリア)らが2回戦へ駒を進めた。
[PR]ウィンブルドンテニス
6/28(月)~7/11(日)
WOWOWで連日生中継!■放送&配信スケジュールはこちら>
■関連ニュース
・ジョコ破る金星「実感ない」・セリーナ 東京五輪欠場へ・衝撃の引退マレー「疲れた」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング