国内最大

総合テニス専門サイト「テニス365」

tennis365.net

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

【ヘッド】「グラフィンシリーズファイナルか、完成度の高いスピードに仕上がりました」

■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。

ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。

テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
-----------------------
【ヘッド】「グラフィンシリーズファイナルか、完成度の高いスピードに仕上がりました」

全豪オープンで大坂なおみ選手に勝った15歳のコリ・ガウフ選手が使っていたヘッドの白いラケットが気になっていました。

スピードを使っていたノバク・ジョコビッチ選手はブラック×ブラックの限定モデルで、同じようにスピードを使っていたアシュリー・バーティ選手はグラビティに使用変更していたので、尚更、ガウフ選手を注目していました。


画像提供: HEAD JAPAN

優勝したソフィア・ケニン選手に負けてしまいましたが、ケニン選手からセットを取ったのは、準優勝のガブリネ・ムグルサ選手とガウフ選手だけでしたので、数年後のグランドスラム大会優勝、世界ナンバー1は確約されているようなものではないでしょうか。

今回ガウフ選手が使用したラケットは「グラフィン360+スピードMP」で、2020年3月発売予定の最新モデルです。


画像提供: HEAD JAPAN

グラフィンとは2010年にハニカム構造の炭素繊維グラフィンの研究でノーベル賞を取った、ダイヤモンドより硬いカーボン繊維のことです。

グラフィンXT、グラフィンタッチ、グラフィン360、と続き私中居の勝手な見解では最終章となるグラフィン360+が完成しました。

※勝手に最終章と言ってしまいましたが、グラフィンが360度(実際には12時、3時、9時の位置に使われています)に使われていて、さらにプラスαと来たら、この後に何が来るのか想像ができませんでした。。

ダイヤモンドより硬いカーボンの次はどのような素材があるのでしょうか。

これまでに電気を発生する素材(ピエゾ)も使い、強く叩くと硬くなり、優しく触るとグニャっとする素材(d3o)も使用してきています。

新素材の登場は楽しみに待つとして、今回登場の最新モデルのスピードを試打しましたのでご報告していきます。

用意したラケットは、
「グラフィン360+スピードPRO」「グラフィン360+スピードMP」「グラフィン360+スピードS」
の3本で、ダブルスの試合で使いながら、インプレッションしていきます。




まずは「グラフィン360+スピードS」から試打を始めました。

285g、320mmでフレーム厚25mmの(扱いやすい)黄金スペックで、飛びもよく、手にくるショックも少ないラケットですが、決して初級用ラケットではなく、スピンもよくかかるし、何よりもサービスの切れが半端なく、上級者でも満足する作りのラケットでした。



>ウインザーオンラインショップページ(グラフィン360+スピードS)はこちらへ
---------------------------------
「グラフィン360+スピードMP」は、300g、320mm、フレーム厚23mmの大和スペックで、前作とまったく同じスペックなのですが、柔らかい打球感でありながら、反発力もアップしていて、5時7時の位置に採用されたスパイラルファイバーテクノロジー(これが360+の+部分にあたります)のおかげで、よりしなりのあるラケットを実現しました。

>>大和スペックについてはこちらへ



個人的な想像ですが、シャフト、フェース面の12時、3時、9時部分にダイヤモンドよりも硬いグラフィンが搭載され、5時、7時部分に柔らかくしなるスパイラルファイバーを使うことで、面安定とホールド感を両立しているように感じました。



>>>ウインザーオンラインショップページ(グラフィン360+スピードMP)はこちらへ
---------------------------------
単純に質の良いカーボンを使うと、雑味の無い打球感になり、食いつきを感じます。

ラケットに当たったボールのフィーリングが正確に手のひらに伝達し、力の入れ具合や回転の掛け具合、飛び出し方向の修正など、調整がしやすくなります。
それによってミスが減ってくるので、ラケットが扱いやすく感じます。

グラフィン360+スピードMPには、まさにそれを感じました。
その後に打った「グラフィン360+スピードPRO」でさらに確信しました。

310g、315mmでストリングパターン18×20のジョコビッチ選手が推奨(ヘッドのカタログでは推奨になってます、実際にジョコビッチ選手は18×19を使用しています)する一番難しいモデルです。

最後に使ったのですが、いつも使っているスノワートビタス115でプレーをしている感覚で、ハーフボレーを角度をつけて逆クロスにアングルに打ちました。
これが見事に相手の逆をついてエースになってしまいました。

その後も難しいショットにチャレンジしたのですが、面白いように決まり、対戦相手から「まったくどこに来るか予想ができませんでした」と言われました。

グラフィン360+スピードPROは決して易しいラケットではありませんが、コントロールがしやすく、思った通りに打てるラケットでした。



>ウインザーオンラインショップページ(グラフィン360+スピードPRO)はこちらへ
---------------------------------
今回のグラフィン360+スピードシリーズは、グラフィン素材の最終形で、衝撃吸収に優れているのに、打ち応えはしっかりと手のひらに伝わってくる仕上がりで、難しいショットも楽に打ててしまうプレーヤーに優しい高性能なラケットです。

SからMPとか、MPからPROとかワンランク上の上位機種にチャレンジしてみたくなるシリーズでした。

>その他GEEK通信の記事はこちら


■関連ニュース

・【ウイルソン】「黄金スペックの次に来る大和(やまと)スペック、ブレード100の実力とは。」
・【ヘッド】「大変貌を遂げた赤いプレステージ5機種の全貌」
・「ストリングの未来予想図」

■おすすめコンテンツ

・錦織掲示板
・選手フォトギャラリー
・世界ランキング
・スコア速報
(2020年3月7日8時51分)

その他のニュース

11月19日

大坂なおみら日本代表 開幕日に登場 (9時44分)

【告知】坂本怜vsジューコフ (8時44分)

アルカラス 負傷でデ杯欠場 (8時07分)

11月18日

錦織圭が復帰、来季「イメージない」 (16時25分)

ヒューイット 親子で複出場へ (16時14分)

錦織圭は「ベースの高さが全然違う」 (15時52分)

遅咲きのビッグサーバー 現役引退へ (14時27分)

錦織圭 逆転勝ちで復帰戦白星 (13時50分)

【1ポイント速報】錦織圭vs市川泰誠 (12時22分)

坂本怜 ストレート勝ちで初戦突破 (11時31分)

【1ポイント速報】坂本怜vsサムレジ (10時04分)

11月17日

錦織圭 初戦の相手決定、日本勢対決に (15時38分)

日本ら 国別対抗戦 組合せ決定 (14時39分)

綿貫陽介、錦織圭に次ぎ日本勢5番手に (13時27分)

シナーとアルカラスは「友達」? (11時25分)

錦織圭 復帰戦に向け最終調整 (10時24分)

小田凱人と上地結衣 最終戦2連覇 (9時30分)

シナー 頂上決戦制し最終戦連覇 (8時09分)

11月16日

綿貫陽介 逆転勝ちで3年ぶりV (15時26分)

三井駿介 複でチャレンジャー大会初V (14時43分)

【1ポイント速報】綿貫陽介vsイメル (13時05分)

触れた?審判泣かせの珍事 ビデオ判定 (12時26分)

0勝13敗「勝つ方法は分かる。でも…」 (10時45分)

最終戦決勝もアルカラスvsシナー (7時05分)

シナー神様モード 3年連続決勝へ (5時44分)

錦織圭 復帰戦は予選勝者に決定 (5時17分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る


テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!