国内最大

総合テニス専門サイト「テニス365」

tennis365.net

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

【ヘッド】「大変貌を遂げた赤いプレステージ5機種の全貌」

■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。

ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。

テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
-----------------------
「大変貌を遂げた赤いプレステージ5機種の全貌」

洗練された赤に、渋めの海老茶色を纏ったヘッドの新作プレステージ5機種をじっくり4時間かけて試打してみました。

先日、埼玉県のダブルスオフに参加しました。1試合ごとに、ラケットを変えながら試合をしていきました。

グラフィン360+プレステージS、プレステージツアー、プレステージプロ、プレステージMP、プレステージMIDの順番で徐々に難しいモデルになるようにセッティングしました。



まずはプレステージSですが、今作から30数年間続けていた扁平グリップをやめて丸型のグリップを採用しています。

個人的にはやっぱり丸型の方がしっくりきます、295gで99平方インチ、ストリングパターン16×19のやや扱いやすいモデルからスタート。


ん、これは私がこれまでに知っているプレステージではありません。

とにかく楽々で、飛びも良いし、回転もかかり、打球感もマイルドです。

やや縦長のフェース形状なのでサービスの振り抜きが良く、スライスの切れが良かったです。

ラケットに異常なこだわりを持つヘッド契約コーチのI氏が、選んだのもプレステージSでした。



次にテストしたのは、プレステージツアーで、305g、99平方インチ、ストリングパターン18×19のスペックです。

やや硬さはあるものの、飛びは悪くなく、プレステージSの295gだと少し軽く感じる方におすすめ。

今回、ストリングはベロシティマルチを一律48ポンドで張ってあり、プレステージSより面圧が硬いのでファーストボレーが浅くなることがありました。



3試合目は、プレステージプロを使用、315g、95平方インチ、16×19のモデル。

ラウンド形状とボックス形状の中間的な構造で、弾きが強くなっています。私はリターンでロブをよく使うのですが、球離れが速く、ミスが多くなりました。スイングの速い方が攻めていくラケットだと痛感しました。



4試合目に使用したプレステージMPは、今まで打った3本とは明らかに違うテイストのラケットでした。

320g、98平方インチ、18×20のスペックで、前作より3平方インチ大きくなっています。320gで18×20のストリングパターンですから、本来は難しいラケットのはずですが、打球感がソフトで食いついている時間が長く感じて、思った通りのショットが打てました。

後でラケットのしなりを計測してみると、RA値が前作から6ポイント下がって59(ギーク調べ)だったのです。

ちなみに、プレステージS 【67】
プレステージツアー【64】
プレステージプロ 【65】
プレステージMP 【59】
プレステージMID 【65】(ギーク調べ)

ですので、プレステージMPが特別柔らかいのが分かると思います。



最後はプレステージMIDだったのですが、対戦相手が地元の市民大会のチャンピオンの方で、プレステージMIDでは当然相手になりませんので、私の個人的なルールを曲げてプレステージSを使ってしまいました。

そのおかげで、そのゲームはなんとか勝つことができました。私にとって今日一番のショットも出ました。相手に打たれたショットがネットに当たり、力なくネット際に落ちました。ギリギリ届いて打ったボールが、今日一番なのですが、ドロップショットで返したボールが白帯でワンバウンドし、ポトリとほぼ真下に落ちてエースになりました。

バドミントンの桃田選手が得意とするシャトルをネットに当て、鋭角に下に落とすヘアピンショットのようでした。



おそらく次がラストゲームになるので、プレステージMIDを手にしたのですが、乱数表のあやで、再度チャンピオンとの対戦になりました。

相手のレベルが高く1ゲームも取れずに完敗です。93平方インチ、320g、16×19のハードスペックモデルで、久々にこんな難しいラケットを打ちました。
93平方インチは私にとっては小さかったです。普段115平方インチを使っていますので、ほとんど芯に当たりませんでした。

良かったのはサービスで、高い打点から打ち下ろす感覚があり、アドコートからワイドに打ったサービスが鋭角に決まり、エースになりました。



今回打ったプレステージは二つに分類できると思います。


①本格的プレステージの真髄を味わえる、MIDとMP。

②赤い快適ラケットのプロ、ツアー、S。

後者はプレステージ好きの方からすると、プレステージじゃないかもとコメントされる可能性がありそうですが、個人的にはこちらの方が使い勝手がよく、特に「S」はダブルスを極めたい方におすすめです。

「プロ」は、プレステージの歴史を知らない学生さんに向いています。95平方インチのラケットのカテゴリーがあるならば、全メーカーの中でも1番2番の出来ではないでしょうか。

「MP」は、昔のプレステージが好きだった方におすすめです。この独特なホールド感は他には見当たりません。

今までのプレステージは一部のコアなファンに向けたラケットでしたが、今作はすべてのプレーヤーが5機種のうちのどれかに満足いくような作りになっています。

1機種を打ってすべてを判断しないようにしてください。
>>その他GEEK通信の記事はこちら>

>>>ウインザーオンラインショップヘッド硬式ラケットページはこちらへ>




■関連ニュース

・【ダンロップ】「SXシリーズとレヴォCVシリーズを打ち比べしてみました。」
・「ストリングの未来予想図」
・【アシックス】「ゲルレゾリューション8を買わない理由が見つからない。」

■おすすめコンテンツ

・錦織掲示板
・選手フォトギャラリー
・世界ランキング
・スコア速報
(2020年1月24日12時10分)

その他のニュース

6月8日

世界1位 準Vに涙「本当に辛い」 (2時25分)

3年前のリベンジ果たしV「嬉しい」 (2時00分)

21歳ガウフ 逆転勝ちで全仏OP初V (1時07分)

6月7日

【1ポイント速報】サバレンカvsガウフ (22時34分)

小田凱人「10連覇目指す」 (22時31分)

小田凱人 全仏OP3連覇達成 (21時51分)

【1ポイント速報】車いすテニス男女決勝 (20時05分)

上地結衣 全仏OP単複制覇「嬉しい」 (19時56分)

上地結衣 全仏OP優勝、四大大会10度目V (19時24分)

田畑遼 全仏Jr決勝進出ならず (11時47分)

大坂なおみ 9日開幕芝大会を欠場 (9時16分)

アルカラス戦「楽しいし楽しくない笑」 (8時25分)

敗退ジョコビッチ「最後かも」 (7時30分)

ジョコ 全仏OP決勝進出ならず (5時32分)

シナー、ジョコ破り全仏OP決勝へ (5時29分)

【1ポイント速報】全仏OP男子シングルス準決勝 (0時50分)

アルカラス 全仏OP2連覇に王手 (0時23分)

6月6日

穂積絵莉ペア 全仏OP準決勝敗退 (23時32分)

上地結衣 激闘制し全仏OP決勝進出 (22時44分)

【1ポイント速報】穂積絵莉ペア 全仏OP準決勝 (22時16分)

ジャパンOP 一部無観客開催に波紋 (21時24分)

小田凱人 全仏OP3連覇に王手 (20時07分)

【1ポイント速報】小田凱人vsデ ラ プエンテ (19時30分)

世界1位「決勝のような気持ちだった」 (8時43分)

田畑遼 四大大会ジュニア初の4強 (7時12分)

完勝で3年ぶり全仏OP決勝進出 (2時09分)

【1ポイント速報】全仏OP女子シングルス準決勝 (1時00分)

”全仏OP女王”敗退 4連覇ならず (0時41分)

世界1位 全仏OP女王撃破し初V王手 (0時32分)

6月5日

四大大会混合複で2度目V (22時03分)

小田凱人 全仏OP4強、3連覇へあと2勝 (19時54分)

上地結衣 2年ぶり全仏OP4強 (19時17分)

【1ポイント速報】小田凱人vsカベルサスチ (18時00分)

田畑遼 第4シード下し全仏Jr8強 (12時04分)

ジョコビッチは「過小評価されてる」 (9時43分)

ジョコ「僕は四大大会で力を発揮する」 (8時37分)

ジョコ 全仏OP4強、世界1位と激突へ (6時52分)

【1ポイント速報】全仏OP男子シングルス準々決勝 (6時00分)

高額賞金 世界361位が全仏OP4強で獲得 (5時32分)

シナー 曲者圧倒し全仏OP4強 (1時09分)

【動画】世界1位撃破し全仏OP初制覇!21歳ガウフ 優勝の瞬間! (0時00分)

【動画】小田凱人 全仏OP3連覇達成!歓喜の瞬間! (0時00分)

【動画】シナーがジョコビッチ破り全仏OP初の決勝進出!勝利の瞬間! (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る


テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!