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【ダンロップ】「SXシリーズとレヴォCVシリーズを打ち比べしてみました。」

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テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。

日本最大級のテニス専門店 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。

テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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【ダンロップ】「SXシリーズとレヴォCVシリーズを打ち比べしてみました。」

ダンロップ→スリクソン→ダンロップへ。

ダンロップと言えば、ジョン・マッケンロー氏が使っていたウッドのマックスプライ(1980年頃)が有名です。

その後、ナイロンインジェクション製法のマックス200G(1983年)が大ヒットし、シュテフィ・グラフ氏も使用していました。

ここまでは、イギリスのダンロップ社が手掛けたものです。

日本国内では、PRO1000RIMが1994年にスタート。鈴木貴男選手が使用し、ダンロップイコール衝撃吸収に優れた柔らかい打球感が持ち味のメーカーという位置付けを勝ち取りました。

その後、ダイアクラスターシリーズが定着しました。

また、現在でも売れているレヴォCS10.0の第一弾のスペースフィールプライムが生まれたのが2002年です。

テニスでは2007年にボールとウェアを発売時にスリクソンを立ち上げ、ダイアクラスターシリーズをスリクソンXシリーズに改変し、日本はスリクソン、イギリスはダンロップに分かれていったのですが、2012年のバイオミメティックシリーズ以降日本でのヒット商品はない状態でした。

スリクソンを手がける住友ゴム工業は、軌道に乗ってきたスリクソンを海外に広げるために、イギリスのダンロップを傘下に収め、ダンロップブランドとしてスリクソンの技術を生かしたラケットを発売したのが、昨年のCX200、CX400シリーズです。



【引用:住友ゴム】

上級者の間で、「ダンロップ良いらしいよ!」と評判になりトップアマチュアの使用者が増え、海外のプロの使用も増えてきています。

ダブルスの手本にしているジェイミー・マレー選手や、美しすぎるテニスプレーヤーのワン・チャン(中国)選手もCX200を使用しています。

軌道に乗ってきた新生ダンロップから、第2弾としてSXシリーズの発売が決まりました。

CXのCはコントロールで、SXのSはスピンを表します。

前身となるのが、スリクソンレヴォCV3.0で、シャフトにグルーブが入っていたしなりが特徴のラケットでした。

今回発売になるのは、モールドが同じ100平方インチの310g、300g、285g、270gと105平方インチ270gの5機種です。



【引用:住友ゴム】






前作のレヴォCV3.0と比較して試打してみました。






不思議なのは、RA値が68→64としなる設定になっているのですが、打球感はSX300の方がしっかりしていると感じることでした。

前作のレヴォCV3.0よりパワーが上がっているのを第一印象で受けたのですが、その歯切れの良さが「しっかりしている」と感じさせたのかもしれません。

レヴォCV3.0(変幻派)の粘り強さとレヴォCV3.0F(弾丸派)の歯切れの良さを1本に集結したような感じでしょうか。

ウエイトが15g刻みで270gから310gまで選べますので、ネットプレーヤー、ベースラインプレーヤー、スピン系、フラット系、年齢、体力、ダブルス派、シングルス派など自分に合うウエイトを選択できます。

重たいものを速く振ることで威力が出ますが、重さよりも速く振るのを優先されることをオススメします。
無理して重たいラケットを選ぶと、前後左右に振られた時にミスが出ます。
また、後半疲れが出た時に急激にパフォーマンスが落ちます。
重たいものが打ち負けないのは間違いないですが、自分から振っていくショットの方が重要ですので、気持ちよく2~3時間プレーできる重さを選択してみてください。

私中居はSX600が一番気持ちよくプレーできました。



シリーズ5機種全体で感じたのは、スピンがかかって安定していることでした。

中居個人としてはスピンによる安定は、グロメットの形状をI型やD型を使って弾道を補正する工夫をしているためなのか、シャフトに溝を掘っていることが理由なのか、ラケット全体の機能なのかハッキリとはわかりませんでした。

最近のラケットは壊れてしまうことは少なく、3年、5年使うのは当たり前で10年使っている方もいらっしゃいます。その場合、グロメットは広がったり、潰れたり、折れてしまったりするのが散見されます。ですがグロメットを交換しようと思ったときには、すでに発売を終了していることもあります。

もしグロメットの形状によるものだとしたら、グロメットの交換パーツが付属していればラケット本来の性能を維持できるかと思いました。
※幸いにも、SX300と600の弾道補正するグロメットはトップ部のスピンブースト(縦糸10本)と呼ばれているところなので。

店頭にサンプルを展示していますが、デザインの評価も高く、手に取られる方が増えています。



衝撃吸収が良く、反発力が高い高性能なラケットに仕上がってますので、いつもの重さのひとランク下の重さでも十分対応できますので、300gから285gに、285gから270gにするのもありだと思います。

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