男子テニス協会ATPの公式サイトは26日、ATPワールド・ツアー・アワード2019の各賞のノミネートを発表し、世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)、同3位の
R・フェデラー(スイス)、同4位の
D・ティーム(オーストリア)、同14位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)がステファン・エドバーグ・スポーツマンシップ・アワードの候補となった。
同賞は1年を通じて高いレベルのプロ意識と誠実性を表現し、フェアプレーを体現した選手が選出されるもの。
38歳のフェデラーは今季4度のタイトルを獲得。ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では
M・ベレッティーニ(イタリア)、
錦織圭、ナダルらを下し決勝へ駒を進めたものの、
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れ準優勝に終わった。しかし、10月のスイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)では
S・ワウリンカ(スイス)、
S・チチパス(ギリシャ)、
A・デ ミノー(オーストラリア)らを破り10度目の優勝を果たしている。
33歳のナダルも今シーズンは4度優勝。全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では決勝でジョコビッチにストレートで敗れたが、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)ではトロフィーを掲げた。
今季5勝をあげた26歳のティームは、シーズン終了時の世界ランクで自己最高タイの4位を記録。11月のNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)ではフェデラーとジョコビッチを下すなどで決勝入り。チチパスに死闘の末敗れたものの、充実した1年を過ごした。
27歳のシュワルツマンは7月のアビエルト・デ・テニス・ミフェル(メキシコ/ロスカボス、 ハード、ATP250)で自身3つ目のツアータイトルを獲得。全米オープンでは
A・ズベレフ(ドイツ)らを撃破し2017年以来2年ぶりのベスト8に駒を進めた。
昨年の同賞はナダルが2010年以来8年ぶりに受賞。一昨年はフェデラーが歴代最多の7年連続13度目の栄誉に輝いている。

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