テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は2日、男子シングルス4回戦が行われ、第24シードの
S・ワウリンカ(スイス)が第6シードの
S・チチパス(ギリシャ)を7-6 (8-6), 5-7, 6-4, 3-6, 8-6のフルセットで破り、ベスト8進出を果たした。
>>錦織vsペール 1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<この日、マッチポイントでワウリンカが放ったバックハンドのスライスがライン上に乗り、5時間9分におよんだ死闘に終止符が打たれた。
試合後の会見でワウリンカは、マッチポイントについて「ボールは間違いなく入っていた。打った時、ラインに乗ったのが見えた。あとは主審が『イン』とジャッジしてくれることを願ったよ。半分は確信、半分は疑っていた。でも、主審が『イン』と言った。素晴らしい試合だった。1センチの差が今日の勝敗を決めたんだ」と振り返った。
昨年の6月に世界ランク263位まで後退したワウリンカだったが、膝の手術からの苦難の乗り越えてきたことを明かした。
「今日の試合のような感情を取り戻したくて、これまで練習してきた。大勢の観客の前でのプレー、圧倒的な雰囲気、グランドスラムでの5セットマッチ。僕が手術から戻ってきた1番の理由だ。人前でプレーするのが好きで、大きな大会でプレーしたい。今日は本当に特別だった」
「自分の好きなことをしている時、それは犠牲と言わない。ここ2年間は、つらかった。でも、また戻ってきた。自分のやるべきことは分かっている。自分がしている全てのことが幸せ。チーム、練習、トレーニング。自分のレベルが戻ってきていることも。このままいけるといいね」
またワウリンカは「つらい敗戦だと思う。彼(チチパス)は僕と同じくらい勝者にふさわしいと思う」とチチパスを称賛した。
全仏オープンで2015年に優勝、2017年に準優勝を飾っているワウリンカは、準々決勝で第3シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦する。フェデラーは4回戦で世界ランク68位の
L・メイヤー(アルゼンチン)をストレートで下しての勝ち上がり。
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