女子テニス協会のWTA公式サイトは26日、元世界ランク5位の
E・ブシャール(カナダ)がオーストラリアのラジオ番組で受けたインタビューの内容を公開した。
現在24歳で世界ランク87位のブシャールは31日に開幕するASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、インターナショナル)に出場するために現地に入った。
ラジオ番組でのインタビューでは「大会のレベルは非常に高い。特に何が起こるか分からないシーズンの最初の大会なのでおもしろいものになるでしょう。オフシーズンに多大な努力をした選手に結果がついて来るはず。来週以降も激しい練習を続けなければならないし、試合へ準備しなければならない」と語った。
ブシャールはオークランド入りする前には、ハワイで行われたエキシビションであるハワイ・オープン(ハワイ/ホノルル、ハード)に参加しており、決勝戦では
E・メルテンス(ベルギー)に敗れ準優勝だったが、
C・バンデウェイ(アメリカ)、
G・ムグルサ(スペイン)を下す活躍を見せた。
ブシャールは、2014年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で準優勝をおさめたものの、翌年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でロッカールーム内にあるタイル張りのマッサージルームで転倒。その衝撃から脳震盪を起こし、頭に怪我を負った。その影響もありその後は順位を落とし、活躍の幅を狭めていっていた。
今年の6月には194位にまでランキングを落としていたが、グシュタード選手権(スイス/グシュタード、クレー、WTAインターナショナル)、BGL・BNPパリバ・ルクセンブルク・オープン(ルクセンブルク/ルクセンブルク、室内 ハード、インターナショナル)では4強入りを果たし、トップ100返り咲いている。
「2018年の終盤はちょっとしたターニングポイントだと感じている。プレーするのが本当に楽しいし、モチベーションも高まっている。そのモチベーションによってこれまで苦しめられてきた。家族とクリスマスを過ごすことはできなかったけど、ここにこうしていられることはとてもハッピー。ここには頑張りに来たし、やりたいことをしようとしている」
「とても気分が良い。大好きな新しいコーチもいるし、激しい練習もできている。必ずしも結果が出る保証はないけど、確実に自分自身を掻き立てて、できることは何でもしたい。今シーズンを良い形で終われたと感じているから、その勢いを2019年も継続したい」
J・コンタ(イギリス)とのコーチ関係を終了させたM・ジョイス氏が新たにコーチについたブシャールは、2014年に見せていた攻撃的なプレースタイルという本来の姿へ戻ろうとしていることも語った。
「時には自分のプレーに困惑していた。コーチも何度か変えたし、結果を出さなければと言うプレッシャーを感じ、同時にけがにも泣かされた。だから自分のプレースタイルに正直になれていなかった。攻撃的にプレーするのが好きだし、ポイントの主導権を握りたい。これまでの数年間はそうではなかったと感じている。本来のプレーに戻り、自分の本能に従ったプレーをすることが一番助けになるはず」とした。
「全豪オープンテニス」
2019シーズン最初のグランドスラムとなる全豪オープンテニス。全米女王に輝いた
大坂なおみ、そして
錦織圭が頂点を目指す!現地の感動と興奮を生中継でお伝えする!
【放送予定】
2019年1月14日(月・祝)~27日(日)連日生中継[第1日無料放送]
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