女子テニス最終戦のBNPパリバ WTAファイナルズ・シンガポール(シンガポール、室内ハード)は24日、レッド・グループの予選ラウンドロビン第2戦が行われ、第3シードの
大坂なおみは第1シードの
A・ケルバー(ドイツ)に4-6, 7-5, 4-6のフルセットで敗れ、惜しくも大会初勝利とはならなかった。
>>大坂らファイナルズ組み合わせ表<<>>大坂vsベルテンス 1ポイント速報<<第5シードの
S・スティーブンス(アメリカ)との初戦に続きこの日もフルセットで敗戦を喫した大坂だが、同日に第8シードの
K・ベルテンス(オランダ)が敗れたことで、決勝トーナメント進出の望みを残した。
女子テニス協会のWTA公式サイトには大坂のコメントが掲載されており、重圧の中で戦っていることを明かした。
今年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で日本人初の四大大会初制覇を成し遂げた大坂は「自分は完璧主義者。自分に多くを期待してしまう。他の人たちから期待されていると感じると、それが2倍になってしまう」と語っている。
「勝ちたいと強く思うと感情的になり、あまりコントロールできなくなってしまう。ちょっと横道にそれてしまうかのように。勝てる時は感情をコントロールできている時。だから、それをうまくやりたいと思う」
大坂はケルバー戦で第2セットを取ると息を吹き返し、ファイナルセットも一進一退の激闘を繰り広げた。ファイナルセットではファーストサービスが入った時に80パーセントの高い確率でポイントを獲得したが、ケルバーに1ブレークを許してしまった。
「ある意味、前の試合の続きのように感じた。どちらの試合もあまりいいサービスが打てていないと感じた。ファーストサービスが入らない中でも接戦へ持ち込めたのは誇りに思う」
「なぜかコートでボールのタイミングが掴めなかった。ストロークもサービスも。ちょっと不思議な気分。トップ選手と対戦しているのに、次のボールで何をすればいいかが分かっていない。最高の状態になりたい。でも今はそうではない。だから、ちょっと気分が滅入ってしまう」
決勝トーナメント進出をかけて、大坂は日本時間26日の17時(現地26日の16時)以降にベルテンスと対戦する。両者は2度目の対戦で、大坂の1勝。
大坂は「子どもの頃に試合をすると、世界のトップ選手と対戦したいと夢見ていた。ここでプレーすると、とても楽しい。チャレンジなのは分かっている。時には神経質になってしまう」と述べている。
【レッド・グループ】A・ケルバー 1勝1敗
大坂なおみ 0勝2敗
S・スティーブンス 2勝0敗
K・ベルテンス 1勝1敗
【ホワイト・グループ】C・ウォズニアッキ(デンマーク) 1勝1敗
P・クヴィトバ(チェコ) 0勝2敗
E・スイトリナ(ウクライナ) 2勝0敗
Ka・プリスコバ(チェコ) 1勝1敗
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