男子テニスツアーのメルセデス・カップ(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)は10日、シングルス準々決勝が行われ、元世界ランク4位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が第4シードの
G・シモン(フランス)を6-7 (3-7), 6-3, 6-0の逆転で下し、ATPツアー大会で今季2度目となるベスト4進出を果たした。
この試合、第1セットをタイブレークの末に落としたデル=ポトロだったが、第2セットで1度のブレークに成功してセットカウント1-1とすると勢いに乗り、ファイナルセットではシモンに1ゲームも与えない試合を展開。シモンに挽回の隙を与えず、2時間4分で勝利を手にした。
準決勝では、第7シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)と対戦する。両者は過去に7度顔を合わせ、対戦成績はデル=ポトロから6勝1敗。直近では今年4月のBMWオープン準々決勝で対戦し、その時はコールシュライバーが勝利した。
デル=ポトロは今大会、1回戦で世界ランク36位の
G・ディミトロフ(ブルガリア)、2回戦で同66位の
J・ミルマン(オーストラリア)を下しての勝ち上がり。
現在27歳のデル=ポトロは、2009年の全米オープンでグランドスラム初優勝を飾り、翌年には世界ランク4位を記録。しかし、度重なる怪我に悩まされ、昨年はわずか2大会しか出場することが出来なかった。
今年2月のデルレイ・ビーチ・オープンで約11カ月ぶりのツアー復帰を果たし、その時はベスト4進出を果たしている。
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