男子テニスの上位8選手によって争われる今季の最終戦、バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル)は13日、グループBの予選ラウンドロビン3試合目が行われ、第4シードの
錦織圭(日本)が同大会アジア勢男子初の出場で予選突破を果たし、準決勝進出を決めた。
錦織は予選第3戦で
M・ラオニチ(カナダ)と対戦する予定だったが、ラオニチの右足太ももの部分断裂による棄権のため、急遽
D・フェレール(スペイン)に変更となり試合が行われるも、逆転で錦織が勝利をおさめてグループBでの成績を2勝1敗とした。
同日に行われた同グループの
R・フェデラー(スイス)と
A・マレー(英国)の試合で、フェデラーがマレーをストレートで下したため、錦織の予選突破が決まった。
予選2位で突破した錦織は、準決勝でもう一方のグループAの1位と対戦することとなる。
予選2試合の終了時点でグループAの1位は、2勝0敗で世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)となっている。14日に行われる予選第3戦で錦織の対戦相手が決まるが、現在1位のジョコビッチは
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と対戦し、この試合で勝利をあげるとジョコビッチはグループAの1位通過で準決勝進出となる。
ジョコビッチとベルディヒの対戦成績は16勝2敗と、ジョコビッチが大きくリードしている。直近の対戦は、9月に行われたチャイナ・オープン決勝で、その時はジョコビッチが6-0, 6-2で快勝している。
錦織とグループAの1位との準決勝は、日本時間15日23時(現地時間15日14時)以降開始予定の第2試合か、日本時間16日5時(現地時間15日20時)以降開始予定の第4試合に組まれる。
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