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男子テニスツアーのクレムリンカップ男子(ロシア/モスクワ、賞金総額67万3150ドル、ハード)は17日、シングルス1回戦残り4試合と2回戦3試合を行い、第8シードの伊藤竜馬(日本)が2回戦に登場し、予選勝者のK・クラウチュクを7-6 (9-7), 2-6, 6-3のフルセットで勝利、今季2度目のツアー8強入りを果たした。
第1セットで伊藤は、自身のサービスゲームで78パーセントと高い確率でポイントを獲得して1度もクラウチュクにブレークポイントさえ握らせなかった。しかし、クラウチュクも2度握られたブレークポイントを退けてこのセットはタイブレークへ。接戦となったタイブレークだったが、終盤で伊藤が振り切り第1セットを先取。
第2セットは逆にサーブの調子を上げ自身のサーブでは76パーセントの確率でポイントを獲得したクラウチュクが1度もブレークポイントを伊藤に与えず、逆にサーブの調子を落とした伊藤から2度のブレークを奪うと、勝敗の行方は第3セットへ突入。
現在世界ランク63位と自己最高位にいる伊藤は、第3セットに入ると再び集中を増し、同253位のクラウチュクに1度握られたブレークポイントを退けるとこのセット唯一のブレークを奪い、2時間2分のフルセットで勝利、6月のオランダ大会に続く今季2度目の準々決勝進出を果たした。
クラウチュクは試合を通して18本のサービスエースを記録し、ファーストサーブでは80パーセントの確率でポイントを獲得したが、6本のダブルフォルトを犯すなど、セカンドサーブでは41パーセントしかポイントを獲得をすることができなかった。
一方の伊藤は、ファーストサーブで77パーセント、セカンドサーブでも63パーセントと自身のサービスゲームで安定したプレーを展開し、勝利をものにした。自身初となる準決勝進出をかけて伊藤は、第2シードのA・セッピ(イタリア)とI・セイスリン(オランダ)の勝者と準々決勝で対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【1回戦】
E・ロジェ=ヴァセラン(フランス) ○-× E・ドンスコイ(ロシア), 6-4, 4-6, 6-3
F・チポッラ(イタリア) ○-× T・ガバシュビリ(ロシア), 6-4, 6-4
J・ヤノヴィッツ(ポーランド) ○-× B・ベッカー(ドイツ), 7-6 (8-6), 6-3
I・カルロビッチ(クロアチア) ○-× S・ボレッリ(イタリア), 6-4, 7-6 (7-4)
【2回戦】
M・ジャジーリ(チュニジア) ○-× V・トロイキ(セルビア) (3), 6-1, 3-6, 6-2
L・ロソル(チェコ共和国) ○-× D・イストミン(ウズベキスタン) (6), 4-6, 6-4, 6-3
伊藤竜馬 (8) ○-× K・クラウチュク, 7-6 (9-7), 2-6, 6-3
また、この日行われたダブルス準々決勝には伊藤竜馬/ T・ベルッチ(ブラジル)組は、第3シードのA・ボゴモロフJR(ロシア)/ C・ベルロク(アルゼンチン)組と対戦したが、2-6, 5-7のストレートで敗れ準決勝進出とは行かなかった。
今大会の優勝賞金は、シングルス12万1520ドル。ダブルス3万6950ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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